- 名前
- ぴーとにゃんこ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 51歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- 色んな意味で猫っぽい奴です。最近まで大阪にいたけど、お金ないので、香港に撤退!語学屋...
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【お題日記】飼っていた動物おしえて♪ 猫
2013年03月29日 15:45
今月25日まで猫を飼ってました。過去形になっちゃった…
1996年9月の香港でのこと。その当時付き合ってたカノジョが60くらいのじーさんに惚れてしまって、僕を振ってからしばらく落ち込んでいたことがあった。そんな様子を心配した、その僕を振った彼女は猫を飼ったらどうだと提案してきた。
それで、彼女の友達が僕を王家動物愛護協会に連れて行くことになった。(香港はまだ英国の植民地だったので、多くの団体に「王家」(Royal)の二文字がついてたものだった。)そこで猫をもらってこようということだった。
で、僕は彼女のその友達が嫌いというわけではなかったけど、どうもうっとうしく感じていた。で、もらう猫を探しに行った時も彼女の空気の読めなさにうんざりしていた。なので、僕の中では「うまく場をやりすごして、猫なんて飼わない」という気分になってた。家を空けている時間が多いのだから、仔猫を飼っても可愛そうだ。
で、気に入った猫はいない。僕は猫が大好きだけど、そこには「これだ」と思う猫がいなかった。「この子はどう?」と言ってくる友達をのらりくらりと交し続けているうちに、閉館時間が近づいた。
係員も「早く決めてくれ」とうんざり顔になってきた。
それをいいことに僕は「ごめんなさい。好みの猫、いないんですよ。また来ます」と言った。その場を切り抜けたと思った。
そしたら、それまで寝ていて、僕がまったく気がつかなかったスリムな茶色の猫がみゃーと鳴きながら出てきて、僕の足にまとわりつき始めたのだ。
僕は彼女の緑色の大きな目にひと目ぼれしてしまった。タグを見たらAmyと書いてある。すぐに「じゃ、Amyをもらいます」と僕は係員に言っていた。
僕がAmyを選んだのではなくて、Amyが僕を選んでくれたのだ。
それから16年半後の最期には、電話で僕の声を聞き終わるまで、目を閉じようとしなかった。最後まで僕の猫でいてくれた。
悲しいけど、それがせめてものなぐさめになった。
今日、そのAmyのお葬式をする。忠実なパートナーだった彼女に「ありがとう」と言いたい。
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