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世の中がだんだん難しくなる
2013年02月20日 09:38
ワンフレーズの政治は、小泉純一郎から始まった。そして彼は、今も人気がある。
私から見れば、とんでもないおじさん政治家であるが、今も「純ちゃーん」の声がかかる。
確かにワンフレーズはわかりよい。しかし、わかりよいということと、しっかりわかることとは違う。よくよく聞いていくと、全く本質からかけ離れて存在することがある。
最近の若者文化が、メールや短いフレーズといった、多くを語らないものになっている。そこには齟齬や誤解が多く含まれるし、理解し合えていないことが多くあるように思う。
コミュニケーションが問題にされる原因のひとつに、こうしたこともあるのではないだろうか。
熟議と言う言葉が菅直人が総理になった頃使われていた。よく議論するということなのだろう。
そういえば、私が高校生の頃、何かとディスカッションしようって言ったように思う。ディスカッションなんて言葉は、今や死語とは言わないが、使われていないように思う。そういうことは面倒なのか、邪魔くさがられて、されなくなった。
確かに、「男は黙ってサッポロビール」を演じた三船敏郎が、多弁であっては様にならない。しかし、言わずもがなの世界が、存在した時代はあった。二枚も三枚も舌を持たない人間が存在していた時代の話である。いわゆる、腹芸であり、以心伝心であり、察しが出来た時代である。
多弁を嫌った日本は、過去のものである。現在の世界では、ともかく主張しなければならない。と同時に、その過程で違いを見つけ、それを埋める努力をしなければならない。同じになるのではなく、異なることを理解し、容認することである。
語れず、容認できず、拒否だけはする。
そうなると、世の中が難しくなるということだ。
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