- 名前
- タイガードッグ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 63歳
- 住所
- 兵庫
- 自己紹介
- 酒 と 自然 と “いい女” が好きな極貧自由人の大馬鹿者 毎日ビーグルと散歩して焚...
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八十八の星座
2006年11月04日 01:48
仕事の手を休めて冷めたコーヒーを眺めたとき携帯のメール着信に気がついた
由紀から2時間前の着信だった
<近くの○○公園にいます。来ませんか
タバコに火を付け深呼吸してから外に出た
ゆっくりと公園まで歩いて行く
30分はかかるだろう
地方の田舎町
人通りは少ないのに車は多く感じる
不便な環境での生活形態の表れだろう
最短距離ではなく車の少ない道を選んで歩く
居てもいい 居なくてもいい
城下町の山麓に小さな公園はある
公園は小さな町立動物園も兼ねている
ニホンザル、鹿、月ノ輪熊、タヌキ、キツネ、雉、小鳥
近くの山に住む可愛いヤツらばかりが檻の中にいる
ベンチに若い母親が二人
足元の危ない子供が二人はしゃいでいる
5メートル離れたベンチでタバコに火を付け深呼吸する
人を無視した鹿が五 六頭座り込んでいる
ハーレムだろうか
見渡しても他には誰もいない
背もたれに首を預け天頂を見上げる
木々の梢は高く天地を仕切るバリアーに包まれているようで安堵する
タバコの火をちぎり捨てフィルターをジーンズのバックポケットに突っ込む
深呼吸をして周りを見渡した
女性が鹿にキスするように話しかけていた
左手にギネスのビンを持ち、右手で鹿に野草を与えている
古い映画のカウボーイのようなポーズでジーンズのヒップラインが美しい
ベンチを離れ彼女の左側で同じポーズをとった
ギネスを受け取り静かに傾けたが喉は湿らず黒ビールの香ばしさだけを感じた
鹿の視線を感じたような気がしたが、それは鹿の瞳に映った彼女の視線だったかもしれない
彼女のジーンズのバックポケットに触れてみた
雄の鹿が俺を見ている
彼女は“いい女”なんだ
−−−
★★★
こんな感じのショートノベルを別サイトで作っています。
才能がないので考えても洗練されたものにはなりそうもない。自然に書き綴るだけの自己満足ですが見てもらえると励みになります。
タイガードッグ 或いは
オメガストーリー で検索すればわかる
ここではもう少しセクシーで違うものを書いていきたい、もちろん自身が求める“いい女”のことを。
女性からのメールを栄養にしたいので遠慮のないメールを待っています。
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