【女優魂】自分の声は好きですか？

いいえ。
可愛くないし。
かっこいいとかでもないし。
山寺こういちみたいに多芸でもないし。


そんな多芸を目指すのが、演劇部の皆さん。
麻衣子「あめんぼあかいなのよ」
みはる「それを美川さんで」
麻衣子「いいえわたしはあめんぼあかいな」
文章じゃ伝わらん。
みはる「じゃあいつきひろしで」
麻衣子「あなたはだれとちぎりますか～めんぼあかいな」
織座「ウィーン、ガチャンガチャンガチャン！愛しいひとよ～とこしえに～」
みはる「すごーい。本当にロボットみたい」
織座「本当にロボットです」
みはる「ただの炊飯器ではないですね」
がらがらがらがら
奈美恵「ちーっす！」

麻衣子「普通だ」
みはる「普通だ、奈美恵」
奈美恵「普通っていうな。今日はボイパの練習？」
みはる「うい」
奈美恵「ひゅーずごおおおん♪」
麻衣子「すごい！戦闘機の爆音ね」

奈美恵「いやあ、ははは」

本当は「通り過ぎる車の音」を表現したかったのだった。


ちゃんちゃん


おまけ

織座「今日はおつかいです。コンビニにいきす」
てこてこてこ……
織座「コンビニはどこでか？」
通行人「コンビニってどれ？」
織座「青くて瓶みたいなマクのす」
通行人「ローソンね。この通りを300メートルくらいまっすぐよ」
織座「ありがとうござます」
てこてこてこてこ
織座「300メートル。コンビニなんてないす」
通行人にとって300メートルでも実際は150メートルで、それを越えて歩いてしまったのだ。
織座「がががぴー」
レポート「親切な通行人の中にも嘘つきがいる」

奈美恵「違うわい！」

ちゃんちゃん