- 名前
- 厚木氏129
- 性別
- ♂
- 年齢
- 47歳
- 住所
- 福岡
- 自己紹介
- 福岡天神のマンションで一人暮らし 旅オタ。 (←最近してない ゲーオタ。 (←最近や...
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薔薇美さんとレタスくん
2012年11月11日 21:19
BADEND なので閲覧注意。
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田中薔薇美さん 女の子。姉がいる。
佐藤マットくん 薔薇美の取り巻きの一人。
山田レタスくん 薔薇美の幼馴染の男の子。
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田中薔薇美さんは誰からもひと目置かれるような華やかな女の子だった。
中学3年生のときは、20人以上の男の子から告白され、断り切れずに、最大で同時に6人の男の子と付き合うこともあった。その中には30代のサラリーマンまでいた。
佐藤マットくんは、彼女に告白した一人だった。
すでに薔薇美には、男友達は一杯いたので、マットはスルーされていた。
それでもマットは薔薇美を慕っていた。
薔薇美が何か言えば、犬のように言うことを聞く。
付き合うほどでもないが、便利な取り巻きの一人として薔薇美には認識されていた。
山田レタスくんは、子供の頃からの友達、幼馴染だった。
薔薇美が小学生のときに好きだった男の子。
家が近くにあり、親同士の付き合いもあり、一緒に遊ぶことが多かった。
だが、レタスはその時はまだ恋愛に興味がなかったので、そのままずっと、今でも友達のままだ。
薔薇美が男と付き合いはじめてから、レタスは薔薇美のことを女の子として意識するようになったが、今の関係が壊れるのを恐れて、口にすることはできなかった。
薔薇美もレタスのことは好きだったが、再度フラれるのは怖かったので、言い出せなかった。
高校1年生のとき、姉がアダルトビデオに出演しているという噂が流れ、薔薇美のイメージは失墜した。
「ビッチ」「ヤリマン」本人には謂れのない中傷を受け、彼女を誉めそやした男友達、女友達も離れていった。
彼女はストレスによる過食で太りだした。
彼女を相手にする女友達もいなくなり、薔薇美と話をするのは、マットとレタスだけになっていた。
マットと薔薇美が話した。
「薔薇美から離れるつもりはないよ。オレは他のヤツとは違う」
「わたしは別にどうでもいいから。気にしてないし」
「おれはおまえのこと信じてるからな」
また、レタスは薔薇美に言った。
「噂なんか気にするなよ。元気がないおまえなんて薔薇美らしくないぞ」
「別に気にしてないから」
「そうか。悪かったよ。おれにできることがあれば何でも言えよ」
「いいからほっといてよ」
レタスは薔薇美に拒絶され、力になれない自分に不甲斐なさを感じた。
薔薇美を刺激しないように、しばらく距離をおくことにした。
そのうち元気になったら、また話ができるといい。
レタスは薔薇美のことを気にしながら、高校生活を送った。
マットは友達に言った。
「あの女、いまだにお高くとまりやがって、マジウケる」
「前からムカついてたけど、見た目は良かったじゃん」
「顔とカラダだけに用があったのに、いまは豚だもんな。それでもベースが良かったからな。前のカラダを思い出せばヤレるだろ」
「姉を紹介してもらえたら、AV女優と知り合いになれるかもしれないじゃん。AV女優とヤってみてえ」
「利用価値がまだあるうちは、もう少し付き合ってもいい」
マットは顔見せ程度に薔薇美に話しかけ、それを友達に報告しては笑いをとっていた。
高校3年生のとき、引きこもり気味だった薔薇美はまた背が伸び、色白で長身グラマーなスタイルになった。
偶然街で撮られた写真が雑誌に載り、薔薇美の人気が復活した。
薔薇美と友達になりたいと言う男女が突然増えた。
マットも、ここぞとばかりに得意になっていた。
そんなある日、レタスは薔薇美と会うと、笑いかけて言った。
「よかったな。また元気になると信じてたよ」
「・・・」
「ずっと心配してたんだよ」
「わたしの評判が良くなったら話しかけてくるの?」
「レタスが何考えてるのか、もうわからない」
「今、マットと付き合ってるの」
「マットはずっと私のこと信じてる、って言っていつも話をしてくれたのよ」
「レタスは口で言うだけじゃない」
「もう話かけてこないで」
レタスは、マットは薔薇美のこと笑い物にしてただけだぞ、と言いかけて口を閉ざした。
それを言ったからといってどうなるんだ。
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うーーーん。
どうしたらよかったんだろうねえ。
・・・この話の人名にだんだん違和感を感じなくなっているのはマズくないか。
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このデジログへのコメント
このネーミング 私は好きだけど★
Σ(゚д゚lll)
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