【良い子の諸君】もしもタイムマシーンがあったら

あれば便利だけど、僕が欲しいのはタイムマシンではなくループ機能。
ほとんどのひとは人生に於いて「エロゲーにおけるバッドエンド」を経験している。
バッドエンドと言えば聞こえが悪いが、要は「どのヒロインとも結ばれず、平凡な日常を過ごしてしまっている」ある意味平和な状態である。そこに幸せを見いだすのもひとつの生き方だが、やはりこの世界に生まれ落ちたからには、魅力的なヒロインと出逢って結ばれたい、結ばれなくても友達として仲良くなりたいものである。
だから、「中学生からやり直したい」と思うことがある。大抵のエロゲー(ギャルゲー)は中高生時代が舞台だ。

僕の場合は中高生時代に「やらず後悔」が多く、マトモな青春じゃなかったからやり直したいのだが。

タイムマシンではそれはできない。
タイムマシンで過去の自分に逢って助言したとしても、その過去の自分が運命を変えるだけで、今の自分が人生をやり直す効果はない。(「ドラゴンボールZ」セルゲーム編参照)

アンジェラ・アキが過去の自分に充てた手紙が届くような機能があれば幾分かましにはなりそうだが、それだってやり直した事にならない。
要は「自分がやり直したい」のだ。皮膚感覚としてはやはりエロゲーのバッドエンドを経験した上で「最初からはじめる」して個別ヒロインを攻略するような感覚が近い。

その願望が叶うようなものが欲しい。


小春「そんなこと言ったってタイムマシンがないのが現実なんだよ！」
茜「小春にしてはドライな発言ですっ」
小春「アドルフさんは辛い過去があったからこそ今のアドルフさんがあるんだよっ。過去に戻ってそれをなかったことにしたって、それは拭い切れるものじゃないんだよっ」
アドルフ「ぴよぴよぷ～！」
小春「あたしだって、兄さんが生きてたらなって思うよ。でも重要なのは今を生きる事なんだよ。今を生きる、今を生きるだっ」
茜「……なんかゴメン、ですっ」
アドルフ「……ぴよ～(しゅん)」

小春「いいからいいから。スマイルスマイルっ」
こちょこちょこちょこちょ
茜「きゃははは！くすぐったいですっ」
アドルフ「ぴよぴよぴよぴよ～っ」


ちゃんちゃん