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- 北海道
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- 函館在住です。 気軽に絡みませんか?
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認知症高齢者介護の現場から 9月 失われる記憶と残る感情
2012年09月18日 02:37
函館地方は9月も半ばを過ぎると言うのに毎日30℃前後を記録し続けている。
地元の人に聞いても、こんな暑さは初めてだと口をそろえて話す。
暑いのが好きな僕にとっては願っても無い暖かい残暑ではあるが、独居の高齢者の方には厳しい夏となっている。
ただでさえ年齢を重ねるにつれ温度の変化に感覚が鈍くなっていくのに認知症が加わると暑くても暑いままで、介護者が気をつけていないと脱水を起こしてしまう。
当施設に通われている独居の利用者さんのお宅に入ると、日中締め切っているため室温が30℃を超えている事も珍しくは無い。
窓を全開しても10~20分では室温は下がらない。
明日も函館地方の天気予報では最高気温が31度だとか・・・
なんとも心配である。
さて、そんな長くて暑い夏の間も色んな行事があった。
毎月の誕生会・夏祭り・敬老会・・・etc
非日常的なイベントがたまにあると利用者さんも気分転換になり楽しんで頂ける方が多い。
誕生会は月に一度、その月に誕生日を迎えられた方の分を行う。
利用者さんと一緒にケーキを作り、飾り付けをしてみんなでお祝いをする。
直近で写したベストショットの写真をA4サイズのグリーディングカード風に印刷して額に入れてプレゼントをする。
利用者さんは少しはにかみながらも嬉しそうに誕生日をみんなに祝ってもらう。
お祭りなどの行事ではヨサコイのチームに来て頂いたり、幼稚園の子供達を招いて歌や踊りを見て頂いたりもする。
殆どの方がお子さんやお孫さんとオーバーラップするのか、目じりを下げていとおしげに観られている。
そう言ったイベントではないごく普通の日常でも、出来る限り笑って頂いたり穏やかな気持ちで過ごして頂けるように配慮している。
もちろん、まだまだ至らない所は多いしこれで良いという事は無いので日々試行錯誤の繰り返しではあるが、ほんの少しでもいいから楽しいと思って頂いたり幸福感を感じて頂きたいと日々努力している。
利用者さんは殆どの方が認知症なので程度の多少は有れ、記憶は失われていく。
5分前の事も忘れてしまう方も居れば去年の事も覚えている方も居るけれど、共通して言えるのは「感情は残る」と言う事だ。
楽しい出来事もその内容やあった事自体、記憶から失われてもその時の感情は後々まで残るそうだ。
だから毎日少しでも楽しいと思って頂ければ気持ちだけは楽しく幸福感を増やしていける。
どうせ忘れてしまうのだからと、ケアに手を抜いて放置されているのと日々楽しさを感じて頂くのでは雲泥の差だと思う。
あってはならない事だけど、中には虐待が起こる施設や虐待をする介護職員が存在する。
本当に残念な話だけれど、どうせ忘れてしまうのだからと暴言を吐いたり虐待をするのだろうかと思うと心が痛む。
辛い、悲しい感情は残るのに・・・
正直な所、毎日認知症の方のケアをしているとたまにイラッとする事はある。
しかし介護職は「感情を制御する」事も大切な仕事だ。
僕たちも人間である以上、ケアをしていて感情的になりそうな事はある。
だけどそれをぐっと抑えて笑顔で穏やかに接しなければならない。
それが無理だと言うのなら介護職は務まらない、と言うよりも介護職をする資格は無いと思う。
利用者さんの全てを受け入れて共感し優しく穏やかに接する。
それが自分よりも何十年も長く生きてきた人生の大先輩に対する敬意でもあると思う。








このデジログへのコメント
教員を辞め介護の世界に入り10年
利用者さんも元気になり私も元気を頂き
学ぶ事が多く感謝の日々です
真子☆さん、コメントありがとうございます。
もう10年も介護の仕事をされているんですね。
僕はようやく2年経ったばかりの駆け出しで、まだまだ分からないことばかりで毎日が勉強の日々です。
みさき*さん
コメントありがとうございます。
利用者さんにとって、子供達の慰問は本当に嬉しいようです[:))]
子供達からたくさん元気をもらっているように感じます[:-bd]
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