e-ラーニングの有効性

皆さんの会社にはe-ラーニングの受講強制とかありますか？

実際役に立っているのか？
効果がコストに見合っているのか？
てゆーか、めんどくない？

イーラーニングは有効なものと
全く有効でないものがはっきりと区別できる。

前述のような感想が出るものは
例外なく、全てが無意味なイーラーニングである。

どうしてこういったものが生まれるかというところであるが
2つ経路が考えられる。

1＞ある部署で教育計画を立てることとなり（もしくはもっと上の階級からやれというお達し）
イーラーニング+テスト（もしくはアンケート）を全員に課せば
彼らの目標達成となり、本来仕事をする時間を奪ってしまっているケース。

最近の無能人事部に多いのだが
人事はあくまでバックオフィス＝コアバリューを作り出す人が仕事をしやすいようにサポートするためにある。
それが、仕事を邪魔する結果となる。

2＞教材会社の持ち込みで紹介を受けた担当者が
自分の成果にもなるし、導入してみた。
やってみると意外と技術系のこともわかるかも！！
ということで、全技術系社員に導入した。などという教育物

結局文型が一回見てわかる定後の技術は、技術系は全員知っているし
その程度では一切向上するものがない。
他社のスタンダードと自社のスタンダードや技術レベルが違う以上、意味がないとしかいえない

特に人事部の作ったイーラーニングに代表されるイーラーニングは
1）中身のない、もしくは中身の内容を理解しただけでは業務遂行に不十分と思われるもの
2）コンプライアンス関連として全員に強制されるもの
3）情報セキュリティのように毎年同内容のものが課されるもの
が多く存在し、どれもこれも最終テストが考えるまでもなくわかるため
誰も真剣に聞かず、流し終わったらアンケートに答えて終了。

つまり、金の無駄。

見るだけのものはイーラーニングじゃなくても、全てが無駄だというのがわからないのかね。。。

では、逆に意味のあるイーラーニングとは何だろうか？

体験したことのあるイーラーニングでは
とにかく、どんどん課題が出てきて、完璧にこなさないと次に進めず

更に、点数やかかった時間で順位付けされるものがあった。

技術で食っていく以上100点以外は認められず、100点を取らないといつまでたっても次の課題にいけないという厳しいもので
回答もマークシートではない。

こういったイーラーニングを積極的に取り入れているのがサムスンやテナリスグループ、デュポンといった
世界一の分野を持つ外資系企業に多い。

サムスンのイーラーニングは700種類あり
礼儀作法から、全分野の基礎知識、専門の知識を学ばされる
（経験は盲点を生む、という考えから、専門以外も最低限のリテラシーを持つことが求められる）

テナリスのイーラーニングはすごい
クリアしないと技術者として働けないのはもちろんなのだが

関係ない専攻の学生が、たった3ヶ月で日本で6年鉄鋼を学んできた学生を追い抜き、3ヶ月の教育でいっぱしの研究者として働けるレベルに育つ

何度も何度も図や写真を用いて名称をテストし暗記させる。
何度も何度も条件を変えてて計算で回答を求めさせる。

その人の得意不得意に合わせて問題が変化していく。。。。

これこそイーラーニングだけでしかできない最高の勉強方法である。

天才は繰り返しからしか生まれない。
理解は暗記の先にしか存在しない

この二つの言葉が示すように、上記のやり方で繰り返させれば
知識があり、理解ができていて、応用もできる天才が出来上がったといえる。


最近、おっさんからこんな話を聴いたことはないだろうか？

イーラーニングで学んできた連中って
とにかく数式があっていれば何でも進めて良いと思っている

使えない知識ばっかりなんだよな。

何もわかってないよね。
じゃあ、イーラーニングで使えない知識を詰め込んだだけのサムスンに
技術から何から売り上げまで、全てにおいて負けてるんだと
開発の時間が3倍もかかってるんだと

考え方を変えていくことと
とにかく反復練習ができるモードが組み込まれたイーラーニングであること

専門分野の違う人間がそのイーラーニングに手を加えない
（逆に言うと、専門家のスペシャルチーム以外に適切な教材を作れるものは存在しない）

理系の領域に文系が手を出すな、というのがアンサーかな。
（イーラーニングの内容が技術系でかつ、それが稼ぎにつながっている場合など）


脱線しそうなのと、眠いので、ここまで。