- 名前
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- 長年、都内で出版の仕事に従事して参りましたが、80歳を過ぎた母親との同居を決め201...
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旅ログ part-042 (ニューヨーク編-01)
2012年05月01日 23:18
国内旅行の旅日記をしばらくお休みして、また海外旅行の日記にシフトしたいと思います。
で、今回はニューヨーク編です。
ニューヨークには2回だけ行ったことがあります。
1995年と2006年。ともに夏場に行きました。
初めてニューヨークに行った時は、「きっとまた来る」と思っていました。
が、再訪を果たすまでに約10年掛ったのは、一応、理由がありまして。。。
理由は「9.11」です。
あの日のワールド・トレード・センター・ビルで、幼馴染が命を落としました。
小学校3年から5年までの間、一緒のクラスだったクラスメート。
転校生だった僕に何かと気を配ってくれた、優しい男の子でした。
珍しい苗字でしたので犠牲者の氏名が公表された時、同い年のその名前を耳にしてガク然としました。
まさかと思いましたが、あのテロ後に当時の東京新聞が犠牲者の追跡ルポを記事にしていて、東京都八王子市の出身であることや5歳年上の兄がいることなどを記していて確信した次第です。
彼の死を知って以来、ニューヨークには「行きたくない」気持ちが増幅し、アメリカ東海岸には出掛けてもニューヨークはトランジットで立ち寄っても街には出向かずに済ませて来た時期が5年ほどあったワケです。
その後、2005年頃からWTCビルの跡地の再開発工事が本格的に進みビル崩壊のツメ跡が徐々に消されてきているとの報道に接し、自分の気持ちにも整理をつけたいと思い2006年にニューヨークへ行き「その場所」を訪ねて来ました。
犠牲者名簿に刻まれた幼馴染の名前を写真に収めましたが、何枚もシャッターを切ったのに一枚もまともに撮れていませんでした。
「その場所」では人目もはばからず泣いてました。小一時間は泣いていたかと思います。
泣くだけ泣いて、少しだけ気持ちは治まりましたが、正直、今でも一番会いたい幼馴染であることには変わりありません。
彼のことを思い出すと、今でも切なくて胸が詰まります。
色んな国々を旅して、様々な街に足跡を残して来ましたが、ニューヨークはやはり世界でも最もエネルギーを感じる街ですね。
東京も負けず劣らずエネルギーを感じる街ですが、ニューヨークはある意味で別格だと思います。
でも、正直、好きかと問われると、好きじゃないです。
嫌いな街じゃないけれど、好きな街じゃないです。
人の強欲が満ちている街という印象かな。
それだけにエネルギーを感じる刺激的な街なんですけどネ。
写真は、そんなニューヨークで撮影した一枚。
ニューヨーク・マンハッタン島の真ん中からチョット南側、ニューヨーク公立図書館脇のブライアント公園で撮影したものです。
あの「9.11」を知らない子供たち、かな。
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