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【妄想日記(表3)】乾杯

2012年04月06日 12:05

彼女助手をしていた

『こんにちは、今日はどうされたんですか?』

「転勤前に通院してたのですが、そのまま引越してきたので治療してもらおうかと…」

『そうだったんですか?この前まで、向かい側は空部屋だったと思ったら、人がいて少しびっくりしましたから』

「あっ、ごめんなさぃ、驚かせて」

『ふふ…、謝らないでいいですよ』と優しい笑顔を返してくれた…

治療が始まり、彼女助手として手際よくアシストしていた…

詰め物の型を採るために彼女の指が口の中に入り、型取りを押さえていた時、彼女の胸が彼の肩に触れ、柔らかさを感じた…

(着やせしてるんだ…)

と、思った…

型取りも終わり、ウガイを促され、仮詰めされてその日の治療は終わった

家に帰るまでに、近所を散策し大体の把握はできた

19時を過ぎようとしていたので、食材を買う為にスーパーに立ち寄った…

一人暮らしである為、どの食材も多く勿体無いと思っていた…
やっぱりレトルトになるか・・・と見ていたら…

彼女が、果物ブースに立っていた…

「さっきはどうも」

『あら?お買い物ですか?』

「今日のご飯の買い物ですけど、一人暮らしだからどれも量が多くて、残って捨てるのが勿体無いって思ってました」

『そうですよね、一人だと勿体無い量だから、私も困るんですよね(笑)
 あっ、一緒に買って分けたら丁度いいんじゃないですか?』

「いい考えですね、でも彼とかに悪いですよ…」

『心配するような彼は居ませんよ(笑)』

「また…可愛いのに」

『本当ですって』

「じゃ、お言葉に甘えて、分け合って買ってもらっていいですか?」

そういって、1つのカゴを彼が持ち、彼女食材選びを楽しそうな笑顔でしていた…

一通り食材を買い、突然彼女は彼の袖を持ち…

『こっち』とつれていかれた…

アイス製品のコーナーだった…

彼女は、食べたいアイスを1つづつ何種類か、笑顔でカゴに入れて

『終わり~、何か買うものあります?』

「じゃ、アルコールのところ…」

缶ビールを3缶カゴにいれた…

『飲まれるんですか?』

「一日1缶くらいかな、飲まないの?」

『飲む機会が減ったし、家ではアイスが好きで食べてますから(笑)
 でも、今日は飲もうかな~』

と、甘めの酎ハイを1缶カゴに入れた…

2人でレジを済ませ、家へと向かった…

『あっ?食材分けないと』

「じゃ、うちで分けますか?」

『分けるの面倒だから、私の部屋で一緒に食べません?』

「えっ?そんなの悪いですよ」

『せっかく、何年か振りにアルコールも買っちゃったし、一人で飲んでもつまらないから…』

「じゃ、お言葉に甘えていいですか?」

『はぃ』と笑顔を返しながら、彼女の部屋へと入っていった…

彼女の部屋はシンプルだけど、家具の色も女の子ってイメージで溢れていた…

そして、壁には…部屋干しのランジェリーが…

それに気付いた彼女は、恥ずかしそうに、すぐにベットに隠した…

「買ってきた物は台所に置きますね」と見てなかったかのように、たずねた…

『はい、じゃ…ちゃちゃっと作りますね』

「手伝いますよ」

と、2人で並び食材切りと調理を手際よくし、2人で乾杯をしようとした…

『何に乾杯ですか?』

「何にします?」

『ん~・・・』

「じゃ、食材分け合える事に、乾杯ってどうです?」

『あはは~、それ良いです~』と何年か振りに、笑って乾杯していた…



(つづく…どっちに?)

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