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サイレントマジョリテイから

2012年03月06日 12:51

東日本震災原発事故は第二の敗戦だ。

明治以来の中央支配の縦割り行政で、復興が遅々としていっこうに進まない。原発事故もまったく同じだ。中央集権支配が現在のIT時代にまったく適応できなくなってしまっていることが、誰の目にも明らかになった。

先の第一の敗戦で、アメリカ民主主義が押しつけられ、形式的になされたが、裏では官僚先制支配で民主主義とは似て非なるものになってしまった。いびつな民主主義だ。

これが第二の敗戦で、いびつな民主主義がようやく、取り払われ、本来の民主主義の機運が、橋下大阪市長によって突破されようとしている。

橋下の主張は簡単だ、地方のことは地方に任せろ、国は外交防衛、金融経済政策といった根本に専念すればよい、といっている。アメリカの州政府みたいなもんだ。箸の上げ下げまで口出しするな、と言っている。地方の金の使い方は地方で決める、といっている。

誠にもっともだ、縦割り行政がことごとく口出しして、地方個性を全部奪っている。

したがって、日本の地方行政には民主主義が排除されてしまっている。残るのは利権構造だけだ。つまり、霞ヶ関官僚はカネをばらまいて、地方を支配している。電力業界、土建業界がこのカネに群がっている。こいつらが組織されてお手盛り代議士を選んでいる。政官財が明治以来癒着している。

これが日本の津津裏に至るまで網の目のように、取り込まれている。官僚支配は永遠だ。電力業界、土建業はカネまみれれになる。これらに無縁のものは唯々、税金でむしり取られている。

これら既存利権団体から一切の反対を受けて、大阪知事市長選で圧勝した橋下維新の会は、日本の歴史的な出来事だ。無党層の50%が支持した。

国政でも既存政党全部を合わせても無党層は50%以上と圧倒的に大きい。
とすると、今度総選挙があると、同じ結果になることはわかりきっている。既存政党利権団体がどんなにがんばったところで、50%以上の無党層に勝てない。

この意味がわからない、霞ヶ関官僚はアホだ。利権団体も同じだ。力を持っているヤツほど、この大きな歴史的な流れに気づきにくい、力を持っているからだ。

強いものが勝つのでない、勝ったものが強いのだ。この意味がほとんどわかっていない。

総選挙で、橋下維新の会とみんなの党が勝だろう、圧勝するはずだ。
50%以上の無党層が、サイレントマジョリテイが物言うマジョリテイに変身する。東日本震災原発事故によって変身する。

既存利権団体と霞ヶ関官僚は、そして財界労働団体
いわゆる、昭和支配体制はサレントマジョリテイを舐めている。

総選挙の結果、腰を抜かすだろう。

いつか解散選挙が起こるかって、6月だ。

野党首相不信任案を出す、小沢一派が加わる、去年の再現だ。去年は失敗したが。

うんで、一気に日本は進むだろう。

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