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昨日の続き

2011年10月24日 15:03

「君臨すれども統治はせず」

先の昭和天皇陛下が、皇太子時代に英国に留学されたおりに、英国王室より授かった心得だそうです。

天皇陛下国民の安寧と平和を祈念するためにあらせられるものであり、元日の四方拝(しほうはい)から始まる一年の神事を滞りなく執り行われます。

四方拝とは、元日の未明、神嘉殿の南庭にすごもを敷き、四方に屏風を立てたなかに天皇陛下が立たれ、伊勢神宮などの主な神社、山稜、および四方の神々を遥拝し、国家の安寧と五穀豊穣を祈念するという行事です。時間にして二時間以上。

当たり前ですが、古式にのっとった神官衣装足袋というお姿の過酷な儀式です。

これは毎年必ず執り行われている儀式で、雨だろうが雪だろうが、あるいは戦時下の空襲時にも取りやめられることなく続けられてきました。

2670年間毎年欠かさずにです。

それから一年間、24もの大祭・小祭・行事を執り行われ、そのたびに国家の安寧と平和を祈念されます。

世界中の国家のなかで、これほど国家と国民の為に祈念される王家など、天皇家以外に存在しないのではないでしょうか。

それだから国民がお慕いするのは当たり前なのです。

われわれはそういう国に生まれ育ったのです。

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