- 名前
- yano
- 性別
- ♂
- 年齢
- 55歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- しばらく山にこもったような暮らしをしてました。そうしたら友人も話をする人も居なくなっ...
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目をそらすこと。
2006年08月25日 00:49
いろんな方の日記を読んでいて、素敵なサイトを紹介されていた方がいらっしゃいました。
其の中の一つ。人類の為に犠牲になったある生き物の記録です。かなり切なくなります。
http://ubonpage.at.infoseek.co.jp/Kudryavka.html
読みかけの本の中からの引用。
「ああ、たしかにそのとおりだ。だが、ときとして愚かな者が主導権を握ることがあるんだよ。よくあることだ。頭が良くて、思いやりがあって、心の広い人たちは他の場所ですることが多すぎるからね。」
「心が腐って死ぬんだよ。一種の目に見えない癌だね。心に癌ができるんだ。できてるって感じることができるんだよ。それが内側からその人間を食いつくしてしまうんだ。自分がしたことといえば、この世に生まれてきたことだけって時に、そうなるんだ。心なんて何の役にも立たなかった。そんなときに心が腐ってくるんだ。腐り果てるんだ。ときには体が朽ち果てるよりずっと前にそうなってしまう。そんなことはどうでもいいんだけどね。だっていったん心が死んでしまったら、死んだも同然なんだから。」
「だから、僕が知っているかぎりでは、本当の神様なんているわけないんだ。神様がいたらこんなむちゃくちゃな世界なんて創るわけないんだから」
「わたしはふとヒトラーの収容所のことを思った。あそこで起こったことは、それほど想像もつかないようなことではない。あれのミニ版とでもいえるようなことが、私たちの身のまわりで毎日起こっているのだ。そして私達も、ドイツ人と同じように、ほかのほうを見て忘れているのだ」
トリイへイデン「檻のなかの子」より。
ニュースとか見ていると、こんな国滅んでしまえばいいと思ってしまう。以前は少しでも自分たちでよくできるのではと考えてきたけれど。そうして現実から目をそらして生きていくことが、僕の嫌っていた年寄りの生き方だと分かっているけど、無力感は強い。世界中の人が、こんな世界にNOを言うなら変えられるだろう。だけど、けして全員がNOとは言わない。
むしろYESが増えたと思う。
今日は少々凹んだ。
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