- 名前
- ドゥカティ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 48歳
- 住所
- 香川
- 自己紹介
- 高松の31歳です。サッカー、バイク、ギター好き。普段出会わない人たちと趣味の話で盛り...
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終末期医療。
2006年08月22日 20:39
常々、僕は病気と近い位置にいる。
その中でも、特に接する機会が多い病気。
それは「癌」。
治療後、再発もなく、5年以上元気な人もいる。
反対に、初診時に、すでに予後の目処が立ってしまう人もいる。
10代で、亡くなった子も見てきた。
人の死。
こんな言い方も変だが、ある種の慣れはある。
そのうち、全く何とも思わなくなるのだろうか?
当直先の老人病院。
見たこともない患者。
「先生、患者さんの心拍と呼吸が停まってます。」
「あ、そうなの?急変時のムンテラ(説明)って出来てるの?」
「はい、DNR(蘇生せず)です。」
「じゃ、家族呼んどいて。来たら連絡頂戴ね。」
こんな事も、ないわけじゃない。
慢性疾患を抱えた患者の家族は、自宅で面倒を見られない場合は、老人病院に放り込む。
さながら、姥捨て山だ。
正直、最初はすごく戸惑った。
でもね。。。
ある程度、割り切っちゃうとこんなものだ。
これは、当直先の老人病院。
特に、自分が関わってない患者なだけに特殊なケースと言ってもいい。
自分が長い期間担当して、信頼関係を築いている患者は少し違う。
多少なりとも感情の移入はある。。。
命を救えなかった患者。
その心は救ってやれたか?
時々思う。
今日、自分が二年に渡って受け持ってきた患者が入院した。
いや、正確には入院させた。
初診時に半年もつかどうか?
そう思っていた患者だ。
薬による治療を選択して、その後、手術に持っていった。
術前の画像評価はまずまず。
オペで病巣を取り切った上で、奇跡的に微小転移が全て根絶していれば。。。
かすかな期待があった。
術中の所見で、すでにその望みは無かった。。。
あれから8ヶ月。。。
局所再発、リンパ節転移。。。
痛みの出現、食欲の低下。。。
患者と家族には、終着点が近いことを知らせた。
「最初の時点で、もう死ぬと思ってたのに、先生のおかげで1年以上も生きられた。」
そう言って、涙を流した。。。
化学療法や手術をしなくても、予後は半年も変わらなかったかもしれない。
何が正しいか?
それは分からない。。。
ただ、患者の言葉だけが僕の脳裏に響く。
「ありがとう。」
死の宣告を終えたあとに貰う、感謝の言葉。。。
僕は笑顔を返すので精一杯だった。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
>すぅねぇさん
今日、東京行きの航空チケット予約しました。
あとは、宿泊するとこだな。
どこに泊まろう?
とりあえず、新宿でブートレッグのCDを買いあさります(苦笑)
>ni-naさん
学会は教授とか、お偉いさんじゃなくても発表するんですよ。
むしろ。。。
お偉いさんの前で発表するから、恐ろしいけど(^^;
蛇に睨まれた蛙みたいなもんですわ(笑)
がんばって準備しなくっちゃ。
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