思い出と記憶

～11日の日記～

最近、昔のことをふと思い出す。

それは、さかのぼればさかのぼるほど、忘れたくない良い思い出ばかり。

・父が最高のパフォーマンスで野球をやっていたころのユニフォーム姿。
・今は歩けない祖父の、節くれだった手にひかれて行った地元のお祭り。
・父の演出で、本当にサンタクロースがいると信じたクリスマス。
・雪国特有の、凛とした青い夜。
・海と家の往復だった、小学校の夏休み。
・狸寝入りしている俺の横で、「こいつ、野球上手くなってきた」と母に嬉しそうに話す、父の声。
・両想いなのがわかっているのに、上手く気持ちを伝えられなかった中１の夏。
・好きな子の前で、いいプレイを見せたくて必死だった、中学の野球部の試合。
・年寄りの作るご飯を、いつも喜んで食べてくれて嬉しいと泣いた祖母。
・自分の限界を知った、高校野球。

これを書き上げてわかった事がある。
やはり家族が好きな事と、地元が好きな事。
そして、俺には帰る場所があって、迎えてくれる人がいるということ。

なんて幸せなんでしょう。

最近は自分の欲求が満たされる事が幸せだと思っていたけど、それはおそらく間違いだって気付いた。

みんな、家族と地元は大切にね。