自分が作品になってしまった弟。

ゴールデンウィークに大阪の守口で個展を開く予定だった弟は、その連休中に自宅で蝋を使った作品を作っていた。

台所のコンロで蝋を溶かしつつ、台所の横の部屋で作品を作っていたのだが、ちょっと目を離したすきに、蝋の沸点が超えたのか、引火したそうな。

とっさの判断で、タオルを被せたらしいのだが、濡れが半乾きだったらしく消えなかったらしい。

自宅は木造建てで、とりあえず木に移ると危ないと思ったのか、流し場に燃えた蝋を流そうと思ったらしい。

それがいけなかったのか、蝋を運ぶ際に手と足に燃えた蝋が燃え移り、またその瞬間激しく燃え上がり、顔をファイヤーしたそうだ。

火はとりあえず、近所の人のバケツリレーで最悪台所炎上しただけで済んだのだが弟自身はかなりの重症で救急車で運ばれ緊急入院になる事に。

今はかなり回復したみたいで、太ももから移植した皮膚が再生し出しているらしい。

しかし入院直後は正直ショッキングな弟だった。

意識はあって、神経はつながっていたのだが、手と足はギブスで固定され、顔が通常の３倍くらい腫れ上がっていて、見た瞬間は正直誰だかわからなかった。

ほんま自分が蝋人形になってどうするねん、て今では笑い話で済んでいるのだが。

最後に弟から一言です。

蝋プレイする時は燃えた大量の蝋は垂らしてはいけないとの事です。

てどんなけ、どMやねん。

でも蝋はじわりじわりと体に垂らされれば、垂らされるほど気持ちよくなって来るんだよね…、M女ちゃん。