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今日はいい話
2011年04月23日 14:55
東日本大震災 被災男性とボランティア女性が婚約 南三陸
東日本大震災の大津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町の避難所で愛を育んだカップルがいる。町立志津川小で避難生活を送るAさん(42)と、奈良県生駒市からボランティアに駆け付けたマナー講師、B子さん(28)。16日に婚約。お互いの両親にあいさつした後、同町役場に婚姻届を提出する予定だ。「これからの町の歩みと同じ。ゆっくりでもこの町で一緒に頑張って歩んでいきたい」。2人は歩調を合わせ、新たな人生に踏み出す。
【被災地で尋ねました】いま、あなたの宝物は何ですか?
「役場に婚姻届を取りに行こう」
Aさんが申し出たのは、B子さんが帰宅する予定の16日。避難所で思いを告げた。B子さんの返事はイエス。2人はその足で津波で流された後に設置されたプレハブの町役場に行き、婚姻届をもらった。「職員はとても驚いていた」(Aさん)
Aさんは消防団に所属。3月11日の巨大地震後、勤務先の鮮魚店から高台に一度避難した後、再び海岸沿いに戻り消防車で避難を呼び掛けた。大津波が町を襲う瞬間も目撃。消防車の後ろ1メートルまで津波が迫ったが、どうにか逃げ切った。避難所では炊き出しの手伝いなどをこなす。
一方、B子さんは3月26日にボランティアとして避難所を訪れた。「阪神大震災で父親がボランティアに行った姿が目に焼き付いている」。水くみやまき割りに加え、妊婦に必要な物を調達するなど気遣いが光っていた。
2人はいつしか会話するようになり、Aさんは「一生懸命に皆のことを考えてくれるB子さんの姿にひかれた」。B子さんは「こんな時だからこそ、お金や物ではなく正義感や責任感が強い彼の姿が見えた」。「もう会えなくなるね」という何気ないAさんの一言も背中を押したのかもしれない。思わず「私、来てもいいよ」と答えていた。2人の間で結婚が現実味を帯びていった。
ただ、生活基盤は不安定だ。Aさんが働いていた鮮魚店は津波で流失。そしてAさんには「がれきだらけの町に呼びたくなかった」との迷いもあった。でも「B子さんが『この町はいい所。来てもいいよ』と言ってくれて腹をくくった。一緒にがんばろうと決意できた」。
B子さんはシングルマザー。長男のC君(5)と一緒にこの町で暮らすことを決め、こう話した。「先のことは分からない。でも(Aさんは)一緒にがんばってくれる人だから大丈夫」
何もかも失われた町で新たな生活を築こうとしている2人を祝福しようと、被災者らは避難所で結婚式を挙げてもらおうと計画している。
このデジログへのコメント
本当、爽やかなニュースですね
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