ひとりの命

ニュージーランドでは瓦礫に埋まったひと一人助けるのに、一生懸命なのに、リビアでは独裁者が罪もない国民を無差別に殺しています。僕は心臓外科医で、生まれたばかりの新生児からご老人まで手術しなければ助からない人たちを手術してきました。ひとひとり助けるのがどんなに大変か身にしみてます。アメリカでは心臓移植やってて、死んだばかりのひとから臓器をとりだすことまでやってました。朝、行ってきますと元気に出て行った高校生が交通事故で脳死だと聞かされた母親がわが子の死を信じることができるわけありません。そこにいくのですから、僕のこころの中も悲しみでいっぱいです。
みんな、自由に生きましょう。せっかく健康に生まれたんだから。
健康でなくても、生きてれば、寝てる間は夢の中で自由に生きれるし、その間は健常人とまったく一緒だからね。
24時間動きっぱなしのひとなんかいませんから。
逆にだらだら時間を浪費する人生ももったいないよね。