- 名前
- 化庵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 45歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- 日頃の疲れ、マッサージでほぐします。
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人間を一番苦しめるもの
2006年07月04日 03:06
人間を一番苦しめるもの。
それは奇しくもここで書いた「羞恥心」や「快楽」の源、
『常識』である。
そして、世の中の常識というのは、必ずしも適切ではない。
そんな適切でない世の中に大勢の人間がいて、
適切でない常識に縛られて生きている。
苦しくないはずがない。
学校では夢や希望を教え込まれるが、
夢も希望も持てない状況にある子に、生きる術は教えてやらない。
やらないと言うより、やれないのだ。
大抵の教師はそんな術を自分自身持っていない。
生活に困ったら、働く気力が無くなったら、鬱になったらどうするのか、
そういう事を教えることは出来ない。
そして何より、「現実」を教える時間が無い。
資本主義社会を生きるというのがどういう事か、
人間はどういう動物で、何を考え、何につまずくのか、
お金とは何か、生きるとはどういう事か、
人間はなぜ存在しているのか。
誰も教えてはくれないまま社会に出て、
現代社会という現実をいきなり突きつけられる。
愛情を受けて育った者はまだいい。
小さい頃に父母から可愛がられ、言葉をかけられ、抱きしめられた者は、
自分が生きているだけで価値のあるものだと思い込める。
理屈ではなくそう信じられるのだ。
だから社会生活に適応でき、親の代わりに愛してくれる者を見つけ、
親離れも自然とでき、場合によっては、自分が適応できたのを良いことに、
社会に適応できない人間に対して「甘えだ」などと平気で言える人間にもなれる。
一方で、無条件に愛されるはずの親に愛されずに育つと、
常に自分の存在に対して懐疑的になる。
自分が評価されないのは行動を誤ったからではないか、
自分が悪いからこの状況を生んだのではないかと思う。
同時に、人よりも「こうしなければいけない」という観念が強くなる。
完璧主義は悪いことではないが、
愛され、成功を褒められた事がないと、理想的にこなせた時でさえ、
「本当は自分はうまく出来ていないのではないか」と思ってしまう。
努力に対して見返り(満足感)が無いので、段々と努力できなくなる。
さらに、そういう人間は人より思慮深くなる。
と言うよりは、人が無条件に愛されている時間を、
「なぜ愛されないのか」「なぜ悪口を言われるのか」
「自分の至らない事は何なのか」などという、
本来考えなくても良いことを考えることに費やしてしまい、
結果的に思慮している時間ばかり長くなる。
だが、考えれば考えるほど、人間の存在には、望まない結論しか出ない。
「誰にも生きてる価値なんてない」という結論である。
人間はただ生まれてきて、生きて、死ぬだけの存在だ。
誰々にとって大事な存在だから。お金を稼いでいるから。
家族を守っているから。世の中の役に立っているから。
そういう各人が勝手に付与した人工的な価値しかなく、
だからこそ価値を作る為に生きられるし、
だからこそ生きているだけで素晴らしいのだが、
愛されなかった者にはその真実を受け入れられない。
人には根本的な価値があって、
自分が認められないのは自分に欠陥があるからだ、などという
意味の無い固定観念に人一倍支配される。
なぜなら、「人には価値が無い」という真実を受け入れてしまうと、
家族に愛される、世の中の役に立つ、という価値を自分で作らない限り、
その時点で生きていること自体許されなくなってしまうからだ。
かと言って、家族に愛されているとは思えないし、
世の中の役に立つなんて実感するのは難しい
(実際に世の中の役に立ってるなんて豪語できる人がどれだけいるものか)。
結果として、受け入れれば自然と死ぬことになるし、
受け入れなければ自分を欠陥品だと思わざるを得ない。
だから、死ぬ選択と、自分を許せず傷つける選択を繰り返す
(勿論、傷つけるのは自分が許せないという理由だけではないが)。
その合間で、人に必要とされたり、束の間の満たされる時間を得ると、
それだけが自分の拠り所だと思ってしまう。
しかも、最初から存在しない「欠陥」をあると思い込んでいるから、
いくら考えても解決するわけがない。
これは別に、親の愛を受けなかった人に限らない。
人間にとって、生きるというのは、それほどに大変なことなのだ。
だが、現代社会は人間に、資本主義の現実を容赦なく突きつける。
(長くなったので以降は裏に書きます)
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>ちろるさん
浦安ですか?素晴らしい!
絵の時点で女性ウケしないと思い込んでましたが、
そんなことないのか、ちろるさんが変わってるのか(笑)
とにかく嬉しい限りです。
ふかわネタいいですよね。
「先生!問4が二つあります。」
なんで面白いのか謎だけど笑ってしまう。
ちなみにうちは割り箸も洗って使う家です。
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