- 名前
- tommy
- 性別
- ♂
- 年齢
- 55歳
- 住所
- 鹿児島
- 自己紹介
- 昔、ラグビーしてましたので、がっちりした体系です。 最近、歩き出したらウエストが帰っ...
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【お題日記】フラれた思い出
2010年06月30日 22:33
忘れもしません。
19歳の時です。
8歳年上の社会人と女性と付き合ってました。
私はまだ、大学生。
ずいぶんと歳が離れていますから、大人と子供なんですが、可愛がってくれました。
付き合っているときは、僕は貧乏学生でしたから、車もないし金もない。
休みの日は、サークルの試合にばかり行って、一緒に遊べない。
そんな僕を、ずーと見守っていてくれました。
仕事場のShopへ行っては、コーヒー飲んでいたりと、僕は迷惑掛けっぱなし。
そんな、甘えを彼女は許してくれます。
彼女の27歳の誕生日が近づく11月。
突然、彼女が僕に言った結婚の二文字。
大学生の僕には、到底受け入れられません。
まだ、19だし。
何者になるのか、自分にもわからない状況で、約束も出来ない。
そんな感じで、答えると・・・・。
両目にいっぱいの涙を浮かべたまま、彼女は微笑むのでした。
意味も分からず、ぎゅっと抱きしめると、
僕の背中に手を回し、別れを切り出されました。
しばらく、黙ったまま抱き合ってました。
そのうち、人目もはばからず、彼女は声を上げて泣き出します。
どうすることも出来ず、僕はずっと彼女を抱きしめていました。
しばらくして、彼女がそっと僕から離れます。
また、いつもの微笑で僕を見つめます。
さよなら。
彼女と交わした、最後の言葉。
僕は、
ありがとう。
いまだに、彼女のことは忘れません。
僕が暗い顔をしていると、肩をポンと叩き、
アハッ
と言いながら、ニコッと笑う。
僕の遠い昔の恋物語です。
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