- 名前
- くまごろう
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- 年齢
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- 住所
- 鳥取
- 自己紹介
- 最近は正しい近代史を中心にログを綴っております。 日本人であることを誇らしく思う今日...
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はやぶさの成果とは?
2010年06月17日 09:32
まずは大気圏再突入の瞬間です。
さて。
世界初の業績を、事業仕分けでこき下ろした無知バカ女レンフォーに教えてやろうじゃないか。
はやぶさの成果とは、これほどすごいことということを。
どれだけ役立つ技術が実証されたかを。
まずはイオンエンジンの実証。
史上初めて長時間のイオンエンジン駆動による60億キロの旅を成功させた。駆動時間は4万時間以上。
これによって、地球の重力に引かれてだんだん落ちてくる人工衛星を元の軌道に戻して長い間運用できるエンジンの信頼性を実証。
もちろん海外展開のオファーつき。メーカー(NEC)の株価が上昇中。
そして、惑星間を往復した世界初の機体となったこと。
しかも、そのうえ着地をして帰ってきたことが世界初の快挙。
未来永劫世界初として歴史に残りました。
つくば宇宙センターに来場する親子激増中w
そして執念の技術の数々。
惑星間航行において
「太陽のフレアという電子レンジでチンされても大丈夫な電機系」
「エンジンが全損しても健在な部分を組み合わせて動かせる程の高い信頼性を持つエンジン」
「いったん行方不明になった探査機を3億キロの彼方から再び見つけ出し、何もなくても自然と安定した姿勢状態にできる程度の設計段階でのトラブル予測」
という技術力だけでなく運用する側の能力も実証
一度行方不明になった宇宙探査機を再発見し復活させたのはもちろん史上初。
研究成果だけで日本ではじめて「サイエンス」紙をまるごとはやぶさ特集に割かせ、アポロ計画などと並んで人類の宇宙探査のうち代表的な7つの中に選ばれるほどの成果を挙げた。
ちなみに予算は映画「アルマゲドン」製作費の3分の1ですよw
アポロ計画以来の快挙とされています。
ちなもに、アポロ計画は数十兆円規模のプロジェクト。
驚異的なコストパフォーマンスですなー。
このおかげで、日本の宇宙技術は世界屈指の技術力として認知されることになりました。
「無能なJAXA職員」などと酷評した仕分け女がいましたな。
さて、ここからが重要なこと。
今回の成功で、いったいなにが変わるのか。
安価で長寿命な衛星が運用できるのでGPSの値段が下がる。
気象衛星ひまわりの寿命が長くなる。
世界で一番長く動く宇宙エンジンを作ったので注文が殺到する。
景気もよくなり、理科が嫌いな子供の点数も上がる。
これを、ポッキーの年間売り上げ額レベルでやったのがすごいこと。
世界中の技術者が悩むこと、それはいかに衛星を軽く、丈夫に、安く、長時間運用できるかということに尽きます。
それらを見事に実証したわけです。
これでも具体的じゃないですかね?
言葉遊びの苦手な、実直な職員を助けるために帰ってきてくれたんですね。
ありがとう!はやぶさ。
いつもの動画w
https://www.youtube.com/watch?v=CZhjJlMn2hM&feature=related
いまでも泣ける。
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