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おふくろの味限界説。

2010年05月30日 23:36

妹が出産するとかでその間の家事姪の世話その他はおかんが妹の家に出向いてやってるの。

姪と遊ぶために出向いて、夜になると出て来るのは必然的におかんのご飯。

おお、これは見覚えがあるぞ。
なすとたまねぎを煮たんだが炒めたんだか分からない紫色の妙なヤツ。
...だってこんな料理家の外では見た事無えから料理名とか分かんないじゃんっ!

食べてみると味にも覚えがある。
ああ、これこれ。この味だったな。
5年ぶりに喰う味。他では喰えない味。多分おふくろの味

なんとなく感慨に耽ってみる。
...が、それが出来たのは最初の三口まで。

...あの、ですね。
コレあんまみんなの口に合うような味では無いんですよ。控えめに言えば。

感慨と共に当時の記憶も蘇ってきたんだけど、無理矢理胃に押し込めるようにして食べてたな。確か。

一口も手を付けない姪の姿が昔の自分の姿に重なって大変おかしい。

そうだろうそうだろう。
それをどやされながら喰ってたんだぜ?オレ。
お前も喰い続ければいつか慣れるぜ、頑張んな。

「いや姪子はナスはあんま食べないんですよ。こんなにおいしいのに」
妹の旦那フォローを入れるが、うん、まあ、そんなに無理しなくてもいいんじゃないかな。
いっその事マズいっていっちゃいなYO!


おそらくオレにも「おふくろの味」というのがある。
ただ世間一般的に言われてるように、無性に食べたくなる事や嫁さんにおふくろの味を再現させるような事は、無い。

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