宇陀水分の旅

今日は朝から奈良県東部を山伝いに南下して神武東征の神話所縁の地を巡ってドライブしました。
奈良県宇陀市。山間のこの町には宇陀水分神社という水神の社が鎮座し、2000年近く信仰を集めています。
水分と書いて・・「みくまり」と読みます。大和朝廷の時代に水を司る神様として、主要な川の流域に祀られていました。
人が生きる上で必ず必要なのは水。昔の人は山から水が川となって流れることに感謝して、山奥の源流地域に水の神様を祀った。自然を畏怖し、感謝するってすごく分かりやすくて、今のエコにも通じると思う。
色んな宗教が小難しい理屈をこねて紛争の元になっているけど、水分神社を敬うような心は、全ての国、宗教に共通であると思う。
すかっと晴れた初夏の一日。天狗は山里を駆け、そんなことを考えたのでした。