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疲れだしてからが勝負
2010年05月03日 11:02
先日、気分転換を兼ねて、以前から行ってみたかった「養老天命反転地」へはじめて行った。
ここは、荒川修作の作品で
正に地球彫刻で巨大なアート作品で訪問者のもてなし方は独特です。
便宜上、取り敢えず公園と言う形式をとっていて入場料は710円。
別途で、スニーカーとヘルメットの貸し出しもあります。
テレビで紹介されるたびに急斜面を転げ落ちる小学生なんかが映し出されていて、現地の管理整備はきっと目も当てられない。
と思っていたけど、想像していたより遥かに手入れされた公園でした。
作品としては公園名通り、輪廻転生でもテーマにしている感じで、人の三半規管に訴えかけるないようです。
日頃これ等と似たコンセプトのアート作品は有りますが、これが等身大のスペースとして存在するのは希少な存在と言えるのではないでしょうか。
公園自体はスリ鉢状の形状になっていてその中に小高い丘を幾つも造成して木を意識的に植える事で、地形その物はつかみ所が無いように見え、それはまるで絵本のような・・・。
これでは、説明として面白くないかもしれないので、自分流に
一言
トスカーナの丘陵地帯に似ている。
もしかしたら向こう50年以内にトスカーナのブドウ畑はこうなるかも??
と言うのがパッと見の印象です。
公園内には掘り下げた通路も多く、人一人歩くのがギリギリで、まるで塹壕のような印象です。
と同時に、人生の道を歩く時って心象的にこんな感じなのかもしれない・・・。
とか何とか
「死なない為の道」とか
「しかしながらの道」とか
進んで歩きましたよ。僕。
そうさ、言い訳の中から人は反省して改めるんだ。
この公園は、入園してすぐに三半規管がやられる。という事は有りません。
入園して受ける印象はまるでダリの絵画の中に入り込んだような、ファンタジーで、間違いなくエネルギーを感じます。
そして、命題。
「天命天地反転」の効果が現れるのは公園内を無計画に歩き回って、体に疲労が溜まり出す頃からです。
へとへとになって、足腰の筋力が弱ってきて、からだが僅かな地面の均衡を見逃しがちになると・・・。
滑り落ちたり、極限で似るものの家で本当にふらついたりします。
はじめのうちは
「自分の立体作品の中や建築模型の中に入り込むときっとこんな感じ」から
「もしかしたら、この公園はアート作品の顔をしたアスレチック?」
になって、
「正に、人生とは?」
なんて、きっと嵌る事だと思います。
まだ足りない。と言うか気に入ったので(本当はベストショットが欲しいだけ)また、訪れたいと思います。
僕の自宅から、この公園まで、電車を使うと途中下車が楽しい鉄道の旅を満喫できます。
でも、今度こそバイクを使いたい。
このデジログへのコメント
此処は…!以前ネットで見かけ行って体験してみたい所のひとつです。でも関東在住の私には少し?遠いです…
> びーさん
結構、面白いです。でも、養老町は本当に他に何もありません。なのでお越しの際はお車がお薦めです。
電車の場合は名古屋、岐阜、大垣の各都市が観光パックに含まれます。
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