- 名前
- yano
- 性別
- ♂
- 年齢
- 55歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- しばらく山にこもったような暮らしをしてました。そうしたら友人も話をする人も居なくなっ...
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美しいもの
2006年06月11日 02:46
夜明けの空、冷たい風、鋭い光、描かれる影、揺れる木漏れ日、水溜り、暮れなずむ一日の終わり、まどからの光、その光に浮かぶ君の机、草原、オレンジの光と湿った風にさらされ、街路に貼られた小さなポスターも、脇に停められた郵便やさんのバイクの渋い赤も、激しい夕立のなか髪をぬらして駆ける子供も、緑の葉の裏に隠れる小さな虫も、爛漫に咲き誇る花びらも全て美しい。
無条件に美しいので、それを見ている僕は、消えてしまう。
美しき女性。これは、いけない。
カメラの向こう、美しきひとは、瞬間瞬間、美しく、僕は恋に震えて、怯え、消えることはできない。かえって肉体を意識してしまう。
美しさと同時に、意地悪や、迷い、狡さ、優しさ、悲しみ、怒りなどの心が同時に見え隠れして、それらが全部一つになって美しいのだと訴えるから、
これはもう撮れない。
写真にはこのひとの美しさは写らない。
おろおろしている僕は、人物写真は向いてないらしい。
散り行く花を眺めながら、過ぎ行く時を惜しんで泣いてるだけの生き方なのかな。
でも美しいものがあるから、生きることは楽しい。時に励まされ、時に惨めになり。
やれやれ。また愚痴でしたー。
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