- 名前
- tarashi
- 性別
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- 年齢
- 57歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 外見はまじめ。60歳代だけど禿げてませんよ。小柄だけど、体力あります。性格はのんびり...
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アンナと過ごした4日間
2009年10月19日 01:04
日曜日のお昼3時の回で見てきました。
ところは、ボヴァリー夫人と同じ渋谷シアターイメージフォーラム。
ところが、もう満員です。100人の席が埋まりました。
僕は10分前だったのですが95番! 一番前で首が痛くなりました。
監督はイエジー・スコリモフスキで、何でも17年間の沈黙の後の映画だそうです。
アンナ・Pという女性(日本人の目からすると太りすぎているのではと思うくらい肉感的な女性)に恋したレオン・オクラサという男の物語です。
映画の初めから、レオンが病院の焼却場で働く男であることが暗示されます。雑貨屋で斧を購入し、仕事場に戻って、紙袋からつかみだしたのは人間の手!それを焼却するとなれば、レオンが殺人鬼?という予想をしてしまうのですが、実はこの手の焼却も病院の命令によって、何かの不注意で切り落とされた職員の手を焼いただけなのです。
レオンは年老いた祖母(バーブシュカ「おばあちゃん」と呼んでます)と2人暮らしで、彼の生活は、チックの看護師寮を覗くことがすべてです。かれはアンナ・Pという女性の生活を覗いているのです。
ここで、多分、過去のことと思われるシーンが断片的に映画に挿入されます。川に釣りに行くと、大きな牛の死体が流れてきて、その上、大雨に降られて、雨宿りに廃屋になった工場に行くと、そこでは女性が何者かにレイプされていて・・・その女性こそアンナなのです。彼は動転して逃げてしまい、レイプ犯としてつかまった前科があるらしいのです。
そんなとき、おばあちゃんが・・・・。
おばあちゃんが残した睡眠薬を砕いて・・・。
ここから映画のタイトルになった「アンナと過ごした4日間」が始まりますが、原題は Czterynoce z Anna ですから、多分ロシア語からの類推から、4日間ではなく4夜(よんや)なのです。夜になると忍び込み、アンナの服のボタンをつけ、マニキュアを塗り、指輪を渡そうとし、壊れた鳩時計を治そうとします。そして、修理した鳩時計を抱えたレオンは・・・。
ラストで、家に帰ったレオンが覗きなれていた看護師寮を見ると・・・・。
看護師寮は壁の跡が残るだけ!
これは誰かによって寮が破壊されたのか?
レオンの夢だったのか?
そしてアンナは?
非常によくできた映画で、音響もよく考えられており、抑えられたレオンとアンナの演技もすばらしいものです。
このデジログへのコメント
お久し振りです☆
これ気になっていました。しかしそんなに混んでえーが観るの試写会以外無いですワ!
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