- 名前
- ヤヨイ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 51歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- 主にログ交流を愉しんでます♪ 読むのも書くのも大好きなので 気になったログには フレ...
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山へ登りましょう お兄さん5
2009年06月02日 09:33
登山といえば 頂上へ到っては降りる三角山
いわゆる富士山のような独立峰のイメージなのでしょうが
アルプスを闊歩する岳人らは
尾根づたいに名峰を攻める縦走ルートを常とします
縦走! 縦に走ると書くんだよ~
凄い詞だと想います。。。。。
私の経験した なんちゃってワンゲル部でも
標高は低く 日帰りコースではありますが
連峰ばかり狙っていました
登っては 少し下り気味に お隣の山へ移動 これを繰り返しました
登り一辺倒でなく ゆるく下っては また ゆるやかに登る
これが きついのなんのって・・・・
膝が笑うのです
腰のブレーキが効かんのです
神経が持たず 誰かがソフトに滑落するのです
そうして 「もう駄目だ!限界!」と あそこの岩まで着いたなら
部長に泣きつこうと ヘタレ計画を脳内で練っている矢先
いつも 誰かに
クスン。。。クスン。。。
実に女の子らしく 涙ぐまれ
私のヘルプどころか彼女の荷物が 皆に分担され
フライと2リットルの水が 両肩にズッシリ食い込む羽目に(>_<)
泣いたもん勝ちだよ 人生はっ!
どうせだったら 根性なしとしては
登るならば 何処までも上だけ見据えて進みたかったとです
何度か紹介している「岳・みんなの山」という漫画は
山岳救助のボランティアをしている一人の青年「島崎三歩」を中心に
彼の住所となる日本アルプスが舞台なのですが
老若男女の山への想い
偶発事故
山を知らぬがための遭難事件
県警救助対策本部の面々との絡み
残された家族
山小屋の管理人さん
など
毎度 人間模様が深く濃く
時折 ジワっと泣いてしまう事もあります
彼は 自身のアタック中に味わった死の恐怖や
自分の背で 要救さんが冷たくなってしまう苦い体験を何度も味わいつつ
尚 替わらず 山をこよなく愛し 山に住み 山で生きてゆきます
安易な遊びで山を甘くみて
迷惑以外の何者でもない浅はかさで助けられる人も多いのですが
そんな人たちにも 説教はせず アドバイスだけ残し
「また おいでよ!」
充分に後悔し 申し訳なさに下を向く彼らに
三歩は磊落な笑顔で 必ずこう言います
そして怪我・悪天候などで 一つ処から
本当の意味で動けなくなる要救助者
傷の痛みと骨折による発熱 水も食料も尽き
幻覚も見るようになる恐怖の中
好きな山に いつものように逢いに来た筈が
突然 旧友が牙を剥く絶望には 大の男も涙します
里へ帰りたい
お父さん お母・・・さん・・・・・
戻れない自分を覚悟したとき 垂直な岩場の上から
ザイルを蔦って三歩が 手を差し伸べます
「よ~く 頑張った! もう大丈夫!」
http://static.flickr.com/2444/3584686097_eabccd4593_o.jpg
三歩は 常念岳にも よく出没するので
あの日 通りかかってくれたなら
母をひょいと 背負って
「ん~ おばちゃん しょうがないな~
秋田から来たから どうしても行きたいの?
わかった! 俺に任せて!」
と 三歩にとっては まさに散歩コース
頂きまで 背負って登ってくれれば良かったのに(笑)
彼は もう物言わぬ人
時には 白骨までも大事に抱きしめ
同様に 手を合わせた後 こう言います
「よ~く。。頑張った!さあ 帰ろう」
遺体の首から上にカバーをかけ(顔だけは守りたい一心)
「フォール!」と叫びながら崖から落としたり
クレバスに奇妙な格好で引っかかり死亡していた捜し人ならば
バキバキと音をたてながら骨を折り 割れ目から引き上げます
(余談ですが ヘリで救助に中った際 もう事切れている要救の場合には「モノ」として扱われ 遺体は機体内ではなく専用の袋に入れられ
ヘリコプターにザイルで括られぶら下がった形で搬送されるそうです)
そういった合理的すぎて非道に見える行動を
県警の女性が感情に任せて批難しますが
三歩は全く 自分の為すべき事に曇りはありません
「決して 死人だからと軽くみているのではないよ
俺らの仕事は 要救を里へ返すこと
何日もかけて 背負って降りる間 待ちわびる人が悲しむ
ような 変化を人間の身体は起こしてしまう
彼らも。。。
逢いたいと願って 最期の瞬間まで頑張っていたんだよ・・
早く帰りたいんだよ・・・」
薄着の上 無謀な計画にて息絶え絶えの無残な姿で見つかった若者
三歩も凍傷になりかけながら ラッセルし雪山を下るが
自分の背中で突然 要救がザンと重くなる冷たさ
その遣り切れなさを背負って 家族へと運ぶシーンもありました
哀しみのあまり錯乱した家族が 間に合わなかった救助隊を罵倒し
ときには 怒りの拳を三歩に。。。。
それでも 彼は言い訳をせず 頭を下げます
「助けられなくて。。。ごめんなさい」
そうして 万感の想いを抱き
薄明 朝焼け
何処でもシュラフと簡易テントで宿を創り 独り 珈琲を呑みつつ
いつも山に 身と心を置いているのです
その非情さも 微笑みかけも 全て知り尽くした知己なのだから
穂高 白馬 八ヶ岳 立山 槍 蓼科
黒部を越えて・・剣岳
「ようこそ!いい山でしょ~(^o^)丿」
今日も
遥か十年後も
星と語りながら コーヒーで乾杯をしているのでしょう
昔 叔父がスイスのトレッキングツアーに参加した時の話しです
アノ母の兄 当然 健脚には自信があっての事だったのですが
憧れのアイガーではなく ハイキングコースに近いツェルマットへ
鍛えた筈であれど 旅行中の連日の早起き
時差によるだるさ 軽い高山病の影響か
一番の愉しみでありました当日 叔父ほか10名 皆さん 調子が悪い状態での登山の幕開けだったそうです
異様なくらいに息があがり 変な汗が噴出す恐ろしさ
空気や光景を愉しんで・・・というよりは 本当に足があがらず
かなり時間がおす 難解なハイキングへと変ってきたそうです
その壮年グループを 軽やかな足取りで
普段着(スイスの片田舎なので まさにハイジのような服装だとご想像ください
私は写真を見てすぐロッテンマイヤーさんを連想してしまいました)
の高齢の女性数人が追い越してゆき。。。
いくら地元とはいえ 素晴らしい体力だと 感心する反面
自分より年上の女性に追いつけない不甲斐なさに焦っていたようです
後ろになった時に 彼女たちの背負っている奇妙な物に
目はいっていたけれど 先ずは 自分の調子をあげることに専念!
冷静な叔父にしては 珍しく 自分を見失っていた。。
と 笑顔で語ってくれました
こまめな休息 呼吸を浅くこなすこと
そういったツアコンの配慮で かなりペースを取り戻し
中腹の いちばん景観の良いとされる 遥かな草原に到った処に
あの女性たちが そこにおられたそうです
背負っていたのはイス それに腰掛け お一人は編み物 お隣さんは刺繍
皆さん 趣味や生業であろう 思い思いの内職(ん?外職?)を持ち寄り
お話ししながら 唄いながら
山を 一番美しく眺められる場所で 毎日過ごされるそうです
緑の波に映える色とりどりの花畑
四方には 大いなる山が蒼く佇む
遠くより聞こえる 鳥の囀り
こだまする 美しい歌声
なんと 贅沢な人生でしょう・・・・
叔父は 雷に打たれたような衝撃を受けて
許可を得て 写真を数枚撮らせて頂き
また 上へと 向かったのです
彼女らに手を振られ 笑み隠せず
登るが 山
攻めるも 山
それだけが 山を愛する道理でもない
もう 自身では登ることを諦めた母は その話しに薄く泪をためていました
500マイル (PPMで)
https://www.youtube.com/watch?v=GXOmSlcG3I0
If you miss thetrain I'm on
You will know that I am gone
You can hear thewhistle blow a hundred miles
私の乗っている列車に間に合わなけば
わかるはずです 私がいないことに
耳に汽笛が届きます 100マイル先から
A hundred miles
A hundred miles
A hundred miles
A hundred miles
You can hear thewhistle blow a hundred miles
100マイル….
耳に汽笛が届きます 100マイル先から
Lord I'm one
Lord I'mtwo
Lord I'm three
Lord I'm four
Lord I'mfive hundred milesfrom my home
100マイル
200マイル
300マイル
400マイル
神よ 私は500マイル 故郷から離れています
500 miles
500 miles
500 miles
500 miles
Lord I'mfive hundred milesfrom my home
500マイル….
神よ 私は500マイル 故郷から離れています
Not a shirt on my back
Not apenny to myname
Lord I can't go a-home thisaway
背中を覆うシャツもなければ
私のだという小銭もない
神様 私は故郷に帰れません こんなに遠くては
Thisaway
Thisaway
Thisaway
Thisaway
Lord I can't go a-home this a-way
こんなに遠くては….
神よ 私は故郷に帰れません こんなに遠くては
If you miss thetrain I'm on
You will know that I am gone
You can hear thewhistle blow a hundred miles
(知ってました 貴方が行ってしまったことならば。。。)
登りにゆきますか?
あの地を確かめに 踏みしめますか?
そんな貴方の無事を祈り 待ちわびる人
100マイル 500マイル離れても 息吹を感じる事でしょう
塒を温めている人にとっても
足を引きずる人以上の苦難が胸にいつも
同行はできずとも 心はともに 頂きに
貴方の山が 輝き 微笑んでくれる限り
二人 視る夢は尽きないのでしょう
http://static.flickr.com/2440/3584988283_cd235f01c8_o.jpg
「ようこそ!ここは最高だよっ!
また。。おいでよ」
・・・続く (さすがに 次が最終だと思ってます~)
このデジログへのコメント
私はサウンドオブミュージックのオープニングを連想しちゃいました。今日あたりハイキングは最高ですね☆
> やじろべいさん
ああ!そんな服装。ただ恰幅はもっと良い素敵な女性を連想してね♪
今日は久しぶりのフレックスなのでまだ家にいるの
こう陽気がいいとお弁当持ってハイキング行きたい~^^;
山の頂は 空気も澄んでて 気持ちイイんだろうなぁ…(^^)
曲やっぱり良いね!正に俺の時代の曲だ。バンジョーの音がたまらない。5/27の画像は貴女にだったんだ。
どこかで気持ちを切り替え割り切らないと耐えられませんよね…
きつい登山もその先があるから頑張れる。
ヤヨイさんの山のログを拝読させて頂くたび
登りたくなります星空を見ながら珈琲なんて+。(*′∇`)。+゜
> 赤ワインさん
私も こんな書く割には 「到着♪」なんて大騒ぎしたのは遥か昔。。
澄み切った空気と空の下
何を叫んでも お咎めなしなんだよ
あ 「ヤッホ~」はベタ過ぎで堪忍ね~
> あすなろさん
私の好きなPPMバージョンもしっとりで良いのですが 男性コーラスは
ペーソスすら感じさせる
5・27の画像 一瞬 五本指ソックス?と誤解
常念 みえました ありがと♪
> 幟 梨緒さん
漫画おたくで失礼。でもこの「岳」は山に興味がなくてもスルスル吸い込まれてゆきます。お勧め♪
スイスの高山で普通に暮らす民 アンデス地方しかり
遊牧の魂は自由で高貴です
> さやかさん
ああ 姫も綺麗を生み出す 魔法の指の持ち主だもんね
こういった場で 作成するのも ご一興(笑)
でも ビーズやら 細かいパーツだから
風にご用心かしら~ =^_^=
> ピロすけさん
長く何度も書いておいて3000M級の本格登山もしたこと無いのだから 自分でも呆れます(>_<)
ただ 何処かを超えると クライマーズハイ
俗世や小さな事が消えるように思える
> Shinさん
携帯ではきついっす!の感想を頂いたばかりで
や~ご苦労をお掛けしました
Shinさんとこはお子ちゃんがワンゲルだよね
泥と思い出を持ち帰ってくるでしょう
ご実家 盆地?
> 奈津さん
ヘタレ全開でさ
まだ中盤あたりで「なんで重いもん背負って 苦しい思いして
汚いなりで登ってる!」と ここへ来た自分を否定して
その塵を 頂きで浄化する
この繰り返しでした♪
> てつやさん
え~次が最終だってば!銀座なんて東京の方もご無沙汰なのに~
嘘は描けないので んじゃ裏・表コースを闊歩してから
ログ⑩を。。
縦に走れ!
てつや!
> さきこさん
中学生がいっちゃん体力があるよね
何でもこなせるし(笑)
多分 私のワンゲル部と大差ないと思います~(爆)
なんかリュックや
キャラバンシューズ
懐かしいね♪
> noaさん
某所でのnoaさん情報(笑)では
山小屋で真夜中に起き出してデジログ書くんでしょ~(爆)
でもいいね
星空を舞台に肌寒くも澄んだ空気の中
珈琲呑みましょ♪
しばらくインしないね。変わりは無いよね?
ラブラブってことかな?
(//▽//)バレテル!wって山でネットは繋がるかな?^-^;
ヤヨイさんペースで♪いつも応援してますヾ^▽^
> あすなろさん
期待はずれ?で 申し訳ないことです~
梅雨時期 心もお部屋もジメジメ。。
なんて事にはならんよう 換気♪
無茶せず 無理せず
でも笑顔(*^_^*) だもんね~
お忙しいのに毎晩のログ更新 凄いですよね~
充実しているから できるのですね
ご指摘通り高地ではネットは遮断
たまには
指も頭も休めて 澄んだ空気を胸いっぱい吸い込んで
深呼吸だけの地へ
> 小春さん
本当にしつこく 興味ない方たちを駄ログに巻き込んでしまって~、、、さすがに次回が最終となる予定だし それもいつになることやら
小春さんのような頑張りやさんは山登り向いているようにも?
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