ﾊﾗｽﾒﾝﾄｼﾘｰｽﾞ★Ｎ田さんＫ村さん　Ｂ団体幹部と話し合い

※以下はI広報部長がN田さんに聞いた話を回想的にまとめたもの。

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3月のある日曜日、N田さんとK村さんは待ち合わせをして、B団体本部に歩いていった。

「N田さん、あたし、迷惑かけてるのわかっているけど克服しようとしてます。10年前、私の親が娘に近づかないで欲しいと怒鳴り込んだときには、娘さんの病気を治せるのは私達しかいない、もし娘さんを監禁などして拘束したら私達が警察に訴えます、と言っていたのに。どうして今になって･･･」とK村さんは話した。

『K村さん、状況はどんどん変わっていく。かつての団体は貴女のような人を助けないといけない、心の病は愛の力で治せるはず、と自負していた。しかし、A団体・B団体と別れ、B団体はどんどん弱者切捨てに向かいだした。私はなんとかB団体をもとの弱者保護に戻したかったけど、それを言った私をも除名しようとしている。』とN田さん。

「N田さん、あたし、間違っていたんでしょうか？A代表は使えそうな人だけ連れて行って、足手まといになりそうな人を捨てる気なんだ、とB派の人に聞いて、私はお世辞にも使える人間じゃないから捨てられる前に、こっちから捨ててやるって気でB団体に残ったけど。」とK村さん。

『ともかくも今日は話し合おう。それでダメなら一緒に脱会しよう。』

団体建物入り口に近づき、エレベーターで3階に上がり畳敷きの部屋にふたりは入っていった。

部屋のなかには、B代表と役員のU田さん・M村さん
が座っていた。

U田さんが話し出した。
「まずN田さん、私達のお願いを聞いていただけますか？団体の誹謗中傷をするようなブログは削除していただけますか」と。

『U田さん、私は誹謗中傷などしてません。
私なりの意見を書いたまでです。
それなのに、貴方は何をしました？
先日電話をしたら、そんな話をする気がないからガチャン！でしたよね？Ｍ村さん、貴方もそんな感じでしたね？電話で話そうとしても、話す気はないから、ばかり。』


Ｕ田さんが少し語気を荒らげて言い放った。
「Ｎ田さん、ようやく他団体にも私達のｲﾒｰｼﾞが良くなってきたんですよ。Ｂ代表がかつてＡ代表補佐だった頃、それこそ命がけで被害を受けた方や他団体にぶつかってくれたからここまでこれたんです。それを…」

Ｕ田さんはゆっくりと息を吸い込んでから話し出した。
「それを、貴方の変な発言や、
Ｋ村さんのような一部の人に壊されたくないのです。」


『あ、あたしが』とＫ村さんが話し出した。
『あたしが迷惑かけてるのはわかっています。
だからあたしも努力してます。
お詫びしないといけないから、ブランド物も売り払って、ピアノもヴァイオリンも売って寄付にしました。』


「数年前まではね」とＵ田さんは彼女に答えた。
「状況が変わっていったんですよ。確かに貴方は数年前まではたくさん寄付をしてくれました。支部の掃除や各人の食事の世話や、ファイリングも。それはそれで感謝しています。
ただ、Ｂ団体も新しい人が増えてきた。かつての暴行傷害事件から年月が流れてあの頃はまだ子供だった人も増えている。そういう人達にＢ団体について偏見を持ってほしくないのです。」


『Ｕ田さん、あたしみたいな人間に偏見を持つほうがおかしい、心を患うのは誰でもなることなんだからそんな差別意識の強い人はとうてい社会奉仕活動なんてできないと言ってくれたじゃないですか？
あたしの事を噂で聞いて、○チガイみたいな人もいるの、嫌だなと言っている若い人がいるというの知ってます。
でも、Ｕ田さんはその人の言う事を納得しているんですか？
その若い人に、そんな偏見はいけないと諌めないんですか？』


「だからそれは数年前、ほとんど新人が入ってきていない状況のときで…」


Ｍ村さんも口を挟んだ。『Ｕ田さんの言うとおりです。状況が変わっているんですよ。あの頃は会員そのものが少ない状態だったからともかく、人数が増えたら状況も変わっていきます。言いたくないが、Ｋ村さん、貴女はもともと裕福な家庭のお嬢さんだ。
だから売ればお金になるものを売って寄付していただけた。
しかしここ何年かはたいした寄付はない。
しかも精神状態も不安定ときている。
はっきり言いましょう。貴女の存在はﾏｲﾅｽでしかないです。』と言いにくいことをはっきりと言ったそうである。


（ウラに続く）