- 名前
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- 高松の31歳です。サッカー、バイク、ギター好き。普段出会わない人たちと趣味の話で盛り...
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オペ後。
2006年03月31日 09:26
先日書いた移植の話題。
皆さん、色々考えをお持ちなようで。。。
普段より足跡、コメントが多かったです。
と、言うこともあり。。。
今日は、先日のオペ後の談話なんて書いてみようかと。
先日の移植は、親子間の生体腎移植。
親から子への移植です。
親子。
親が、子のために。。。
一番、提供の可能性の多いパターンです。
我が子の為に。。。
これが、赤の他人の為に。。。
とか、夫婦の間になると。。。
なかなか、踏ん切りがつかないようです。
夫婦も、元をたどれば他人ですからね。
夫婦間の移植も何度か立ち会っていますが。。。
移植が終わった矢先に、奥さんが不満たらたらってこともありました。
「せっかく提供したのに。。。あの人は、私の心配なんて、これっぽっちも分かってない。。。」
「やっと、一緒に旅行できると思ったのに。。。全然、そんなこと考えてもくれない。。。」
一番身近な他人だもんなあ。。。
実際、自分だったらどうなんだろ?
ちょっと想像がつかないですね。
ま、一つ言えるのは。。。
僕は、家族の為だったら、躊躇しないだろうなあ。。。
自分の大事な物を守るためならね。。。
なんて、思ってみたりもするかな。
ちょっと話しがそれましたが。。。
先日のオペ後のドナー(提供者)の話し。
僕が創処置に行くと。。。まずは、子供の心配。
自分の事より、まず、自分の心配。
「オシッコ出てますか?状態は落ち着いてますか?痛がってないですか?もう、ご飯とか、食べてるんですか?」
矢継ぎ早の質問。
「まだオペ後、半日も経ってないですから。。。。
手術は無事終わってますからね。
今から、少しずつ、管理の方していきますので。
こればっかりは、本人との相性だからね。
ただ。。。こちらとしては、手術に関しては問題なく終わってますよ。
移植後の管理をこれから頑張りましょう。。。」
と、差しさわりの無い事しか言えないですねえ。
自分の痛み、吐き気、しんどさ。。。
それらは全部、後回しなんです。
いつも願います。。。
移植腎が生着する事を。。。
長期に安定している事を。。。
ドナーさんも、レシピエントも笑顔で過ごせる事を。。。
現在、移植後の拒絶反応(大なり小なり)で、入退院を繰り返す人は、何人かいます。
入退院の繰り返し。。。
やっぱり、気持ち的に嫌なものですよ。。。
でも、レシピさんは、意外とそうでもないみたい。
「また入院になっちゃいますねえ。ちょっとしんどいねえ。。。」
「いやいや、先生。腎不全って宣告されて、毎日透析で病院通ってた頃に比べればいいよ。希望をもらったんだもん。」
患者さんの希望。。。
僕は、ちょっと誤解してたかもね。
うん、可能な限り、出来る事をしていかなくちゃ。
移植は、術後の管理も大変です。
膨大な量の内服薬。
頻回な採血。
週単位での通院(初期はね)。。。
感染症の恐怖。。。(免疫抑制されてるから)
患者も、僕らもしんどいけど。。。
みんなが笑顔で過ごせるように、頑張りたいと想います。
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