映画雑記・・・モンゴル

歴史ものて面白い！映画で観ると長いなーと思うこともあるけど、だいたいは人や国の行く末なので映画観た後にその事について調べるとなお面白いです。





さて、モンゴルは四カ国の合作映画です。主演は浅野忠信さん
チンギス・ハーンの半生をつづる作品で浅野忠信さんはチンギス・ハーンの役で全編通してモンゴル語！

ハーンとは部族の王の称号で○○・ハーンと呼ばれる人は結構出てきますが、後にモンゴルを統一したチンギス・ハーンには「大」がつけられたりします。

映画はチンギス・ハーンが１０歳の頃、奥さん探しの旅のさなか父親を毒殺され、父親の部下に裏切られて、ずっと大人になるまで命を狙われつづける大変な時代から始まります。モンゴルでは１０歳を迎えると奥さんを見つけるそうで、そのための旅だったんですが・・・。

後に奥さんとなる女性と再会するも、いろいろな苦難に巻き込まれる始末・・・大ハーンになるまでとんでもない事が起きるんです。

で、今は無き西夏王国（今の中国の北西部あたり）に何年も幽閉され見世物状態から脱出し、その後軍を上げて大ハーンになる・・・てと頃までが描かれています。

その西夏はその後、チンギス・ハーンによって滅ぼされるわけです。そのとき脱出の発端になる伝言を届けた僧侶がお願いしたのは国を滅ぼしても寺院は荒らさないでほしい。だったとか。それで西夏王国の寺院は今でも残っているらしいです。

映画で使われている音楽ですか、中国ポイ感じのものもあるのですが、一番耳に残るのが、唸り声のような独特の歌い方をする「ホーミー」です喉歌と分類される特殊な歌い方です。

日本でも最近話題になりましたアカデミー外国語映画賞にノミネートされましたが、惜しくも受賞は逃しましたが、面白い作品ですので、どかっと座って是非ご覧ください。