- 名前
- 秀君
- 性別
- ♂
- 年齢
- 70歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- 僕は体が不自由なので海浜幕張の近くに住んでる方と友達に成りたいです。 これでも昔はイ...
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地球からの使者5 混乱
2009年02月21日 18:06
[2]
さやか「パパ、起きて、テレビで宇宙人が来たって大
騒ぎしてるよ。」
さやかは私の娘である。
今年小学校へ上がる。
亜希子「宇宙人じゃ無いでしょう?
誰だか判らないけれど・・・
あなたが昨日会った人が世界中に居たみたいよ。」
妻の亜希子である。
乾「おはよう、なんだい朝っ原から・・・」
亜希子「あなた、早く起きた方がいいんじゃ無い?
世界中大騒ぎよ。」
乾「ん!?
何が?
昨日の男?」
亜希子「昨日あなたが会ったって云う人、同じ時間に
世界中で重要人物に会っていたらしいわよ。」
乾「本当かい?
じゃあ、彼の話は本当だったのかな?」
テレビを点けた。
ナレーター「現在、謎の男たちのDNAを検査中です
が、彼らの写真を見る限り同一人物である可能性は極
めて高く。
これを如何解釈すれば良いか政府では見解を出せずに
おります。」
乾「違うチャンネルにしてくれ。」
ナレーター「昨日、各国に現れた謎の男たちは、それ
ぞれの国の言葉をネイティブの様に流暢に話したそう
です。
そして、彼らは自分の毛髪を小瓶に入れ応対に出た人
物に渡した様です。
その毛髪は、現在、各国の捜査機関が検査中です。
謎の男は、世界各国の大臣以上の高官や主要な科学
者、ジャーナリスト達に面会を求めた様です。
その人数は判って居るだけで2000人を超えている
模様です。
彼らはなぜ現れたのか?
何が目的なのか?
判らない事が多いですね。」
解説者A「ええ。
地球が意思を持っているなんて俄かには信じられませ
んが・・・
でも彼らは普通の人間では無い事ははっきりしていま
すね。」
解説者B「いえいえ、まだ判りませんよ。
何かトリックが有って新手のテロリストか詐欺師って
云う事も有りますから・・・」
解説者A「でも、この写真を見る限り同一人物でしょ
う?
こんなに似てるなんて・・・
しかも2000人以上も・・・
特殊メイクでも無理でしょう。」
解説者B「それが何かトリックが有るのでは無いかと
思うのですよ。」
ナレーター「まあまあ、DNA鑑定が出れば判る事で
すから。」
解説者A「何が目的なのでしょう?
地球からの使者と名乗った様ですが。」
解説者B「新興宗教か何かの宣伝でしょうか?」
解説者A「目的が判らないと、如何考えれば良いの
か・・・」
乾「本当に3千人も居たんだな。
あの男は精神分裂症かと思ってた・・・」
その時電話が鳴った。
亜希子「あなた、研究所から電話よ。」
乾「もしもし、乾です。
はい。
はい。
はい、そうですか・・・
はい、判りました。」
亜希子「何のお電話?
研究所の呼び出し?
今日はお休みでしょう?」
乾「あの男のDNAの簡易鑑定が出来たらしい、今、
他の男の鑑定結果と照合して居るんだ。」
その時テレビで速報が入った。
ナレーター「ただいまDNA鑑定の結果が出た模様で
す。
今、結果が出ている5人のDNAは、一致している様
です。
これは簡易鑑定ですので、尚、精密な検査には1週間
ほど掛かるとの事です。」
解説者A「本当に地球からの使者なのでしょうか?
地球は人類に何を警告しようとしてるのか・・・」
解説者B「そんな訳は無いでしょう。
地球に意思が有るなんて・・・
ますます怪しい。
きっと何かの陰謀に違いないと思いますね。」
ナレーター「でも、有名なテロリストの所にも現れた
らしいですよ。」
解説者B「そこが、怪しいのです。
自分の所に現れないと怪しまれると思って・・・」
テレビを消した。
乾「やっぱりDNAは一致したか。
こうなるともう一度あの男に話を聞かなくて
は・・・」
私はあの男に電話を掛けた。
乾「もしもし。」
謎の男「乾さんですか?
私を信用して頂けますか?」
乾「まだ信用した訳じゃないけど、一応君の使命を聞
かせて貰えないかな?」
謎の男「判りました。
今から昨日の喫茶店でお待ちします。」
乾「判った。
今から行く。」
亜希子「今からお出かけですか?
外は寒いからコートを着て行ってね。
あなたは夢中に成ると身の回りの物が見えなく成るん
だから・・・」
今日は本当に寒い日だ。
さやか「パパ、あたしも連れてって。」
乾「ダメだよ。
危険な男かも知れないからね。
帰ったらお話をしてあげるから、大人しく待ってなさ
い。」
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