- 名前
- 秀君
- 性別
- ♂
- 年齢
- 70歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- 僕は体が不自由なので海浜幕張の近くに住んでる方と友達に成りたいです。 これでも昔はイ...
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地球からの使者4 使者の証
2009年02月03日 22:01
謎の男「その証拠をお見せする前に、もう少しお話を
させて下さい。
今までは地球の過去に付いてお話でしたが、未来の話
をしましょう。」
乾「地球の未来?」
謎の男「いえ、正確には人類の未来です。
地球にも定員が有るのをご存知ですか?
人類は農耕を始める前は百万人程だったのです。」
乾「そんなに少なかったのかな?」
謎の男「そして農耕を始めて定員は飛躍的に伸び現在
から3千年位前には1億人を超えました。
さらに20世紀の始めには30億人にまで達しまし
た。
しかし今世紀末でも100億人分の食料を作るのは難
しいでしょう。
それらの食料は平等に行き渡らないので80億程度が
限界だと思います。
現在の人口が67億なので後50年は持たないか
も・・・
その時人類は如何するのでしょう?
人類に同胞を間引く事が出来ますか?
食料が足り無いから誰かに”死 ね”と云えます
か?」
乾「・・・・」
謎の男「また最近の人類は二酸化炭素を削減しようと
一所懸命ですね。
エコに気を使って地球に優しくと云う運動をして頂い
て地球としては嬉しく思っています。
でも地球は人類の為に有るのです。
地球に存在する生きとし生ける物総てが人類の為に用
意されて居るのです。
だから、人類がどんなに地球を破壊しても構わないの
です。
地球にとって人類は我が子なのです。
子供の悪戯だと思えばいいのだから・・・
ただし、一度破壊すると地球が修復するのにすごく時
間が掛かるので、その後の人類が困るだけです。」
乾「随分、突き放した言い方をするんですね。」
謎の男「でも、それが事実ですから・・・
地球にとって人類が地球から離れて数百万年経てば、
また元の地球に戻れるのですから。」
乾「そうですか。
地球は人類に宇宙で暮らして欲しいのですね?」
謎の男「いえ、一寸違います。
これから先の話は貴方が私を信用して下さってからお
話します。」
乾「妄想としては面白い発想だね。
でも、そろそろ貴方が地球の使者だと言う証拠を見せ
て欲しいんだけど・・・」
謎の男「私が地球からの使者だと言う証拠ですね。」
謎の男は小瓶を取り出した。
その小瓶を私に渡した。
謎の男「乾さん、私の髪の毛を数本抜いてその小瓶に
入れて下さい。」
乾「?」
私は、いぶかしがりながらも彼の云う様に髪の毛を数
本抜いた。
彼は蓋とシールを取り出し小瓶を密封せよと促した。
云われる儘に小瓶を密封した。
謎の男「実は今、世界で3千人の私が各国の元首、外
務大臣、防衛大臣、指導的立場の科学者、著名な
ジャーナリストと面談をしている筈です。
勿論、アポなしですから、会えない人が多いと思いま
すが、会う事が目的では無く、私が今、この時間にそ
こに居る事が大事なのです。
私が普通の人間じゃ無いと証明する為に。
今お渡しした瓶と、私との連絡先をお会いした皆さん
にお渡ししています。」
乾「3千人?
どうゆう事ですか?」
謎の男「つまりその私の髪の毛を使ってDNA検査を
して頂きたいのです。
私が同時に3千人居たと証明をさせて欲しいので
す。」
乾「良く意味が判らないのですが・・・」
謎の男「つまり同じDNAを持つ人間は一卵性双生児
以外には居ない筈ですよね。
しかし、3千人の同じDNAを持つ人間が現れたら、
その人間は普通の人間では無いと証明した事に成るで
しょう?
それが、私の存在証明。
私が普通の人類では無く、地球からの使者だと
言う証拠です。」
乾「判った。
一応分析しましょう。」
謎の男「元首とは会えないでしょうが、ジャーナリス
トの方々の何人かは興味を持たれるかも知れないので、
それらの方々のデータと照合して見て下さい。
明日辺りマスコミが騒ぎ始めるでしょうから、貴方も
私を信用して頂けると思いますよ。」
謎の男は小さな封筒を取り出した。
謎の男「ここに私への連絡先が書いて有ります。
私の事が信用出来る様に成りましたらご連絡下さ
い。」
そう云うと彼は来た時と同じ様にスタスタと出て行っ
た。
私は呆れて見送った。
* ここで書かれた数字はアバウトです。
現実と多少違う所があるかも知れません。
悪しからず。
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