シャロンとミロシェビッチ

今年は変革の年になるかもしれません。

イスラエルのシャロン首相が脳溢血で倒れ、回復の兆しが見えない状況であること、セルビア大統領から旧ユーゴ大統領になったミロシェビッチが、オランダ・ハーグの収容所で心不全のため死去したこと。時代の変遷は、彼等が過去に起こした凄惨な事件の責任を葬り去ってしまいます。どちらも激しいまでのナショナリストですが、ある一時代の終焉を感じさせるものでした。

イランの核兵器準備など、中東の情勢はまだまだ混迷の途中にありそうです。ムスリムの間にだって、シーア派とスンニ派の争いが烈火しているのは周知のとおりです。原理主義者だったらもっと激しいものがありますよね。

宗教の違いとナショナリズムは、ひとつ間違えば想像もつかないくらいの紛争を引き起こしてしまいます。

みんなが幸せになれる方法を見つけていくって大変です。私の場合は、そんな大きな望みじゃなくって、せめて「他人に迷惑をかけないようにしよう」って心がけていこうと思っていることかな。