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米国大統領選挙
2008年11月06日 07:10
米国大統領選挙、人種問題で最後にどんでん返しがあるかもしれないといわれたのも危惧に終わり、順当にオバマ氏の圧勝で終わりました。
アメリカの頑なな人種偏見、これは国際舞台でも示されていて、明治以来つい最近まで露骨に表に出て、戦前の日本なども国連に提案した人種差別撤廃の提案を米国に反対されてついに目的達成ならず、これが日本と米国の戦争に走る遠因の一つになるほどであったことを考えると「ああ、米国も変わるんだ」と隔世の感がします。
しかし感心したのはマケイン氏の対応でした。
選挙戦のさなかはなりふり構わずオバマ氏と喧嘩同様の中傷まで繰り返していた彼が、敗北と決まったとたんにオバマ氏に対して「これからの政治に期待する」と心からの応援のメッセージを発表しました。見ていて私は、ああ、ここは日本とは違う。アメリカは西欧的な土着民主主義が地盤として根付いている。選挙の結果で国策を決めていくことを当然とする国で、マケイン氏もここの立派な国民なのだと感じました。
アメリカもいま、多くの問題を抱えて苦しんでいる。その苦しみの中には一朝一夕では解決できない多くの問題があることはだれの目にも明らかです。だがこの国はそれでも国として健全に機能しています。
同じころ、オバマ氏が当選のあいさつで叫んでいました。アメリカは民主党の国でも共和党の国でも白人の国でも黒人の国でもない。みんなのアメリカなんだ。やろうとすることは困難があってもできる国なんだと。
久しぶりに見事なドラマを見せられる感がしました。
写真はメールで送られてきた、マンハッタンで取材している日本人のアナウンサーだそうです、ＮＨＫの人みたいです。
このデジログへのコメント
> 純絵さん
そうなんですよ、オバマ氏も命がけでしょうね、ピストルやライフルなんか新型は売れ切れ在庫無しの店が続出してるそうですよ。
私も
演説に胸が熱くなってきて
ほんのりと涙目に
(π０π) ウルルルル
暴力に負けないで！！
> 紫織さん
オバマ氏もマケイン氏も素晴らしい人柄だね。
それに紫織さんって人の心中を察してあげられる優しいご婦人なんですね。
> ちほさん
マスコミは読者、視聴者に受ける発言を取り上げるからでしょう、マケイン氏は支持母体の共和党の政策を擁護する発言しか出来なかったのに対して、オバマ氏は新鮮な発言が出来たからじゃないの。
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