- 名前
- shinji
- 性別
- ♂
- 年齢
- 51歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- スウィーツ大好きです。 フットサルなど、スポーツも好きです。 バーベキューとかキャン...
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得られるもの
2008年10月22日 23:33
10月だというのに、昼間は暑い。
もっと涼しくなってくれていいと思うが…。
このログでは、今まで起業を失敗した人の話ばかりを書いてきた。
今日は、成功した人の話を書こうと思う。
「僕の体は、きゅうりと、そうめんで、できてるようなものです。」
と言っていた人がいた。
会社を辞め、起業したばっかりだった。
当時26歳。
起業するために会社を辞めると、彼女に言ったとき、
5年間付き合っていた彼女からは、「別れよう」
と言われた。
彼女からは、捨てられ、半年間仕事がなく、ギリギリの生活だった。
きゅうりと、そうめんぐらいしか、食べられなかった。
日本にはない、世界でもほとんどない、セミナーを作った。
心理学を応用した、ワーク中心の講座だった。
生徒が集まらず、ずっと何もできなかった。
一人で起業したので、すべて、一人でしなければいけない。
ホームページも自分で作った。
しかし、一番、辛かったのが、相談相手がいないことだった、と言っていた。
友達と飲みに行って、相談をしたいが、お金がない。
そして、もうひとつ。周囲からの視線だ。
「何を、あいつはブラブラしているんだ」
という視線。
友達からも、
「今、なにをやってるの?」
と言われて、
「起業したけど、まだ、うまくいってない」
と答えると、
「真面目に会社で働いていればよかったのに、何をしているんだ?いい歳して、遊んでるだけだろ。」
と言われたそうだ。
同じことを、両親からも言われた。
周囲からの冷たい視線や冷たい言葉に耐え、
一人で、ずっと教材を作って、生徒が来るのを待っていた。
日本に今までにない、セミナーだ。
だれも、よくわからない。
彼女だって、理解できなかったのだ。
生徒が来るわけがない。
しかし、自分の講座を世の中で必要としている人たちが、必ずいると信じて、生徒を募集しながら待った。
半年後、やっと、生徒が3人来てくれた。
生徒が来てくれて、嬉しくて、講座のあと、生徒と飲みに行きたかったが、お金がないので、喫茶店のルノワールで、朝まで話したそうだ。
講座を行う教室は、安い貸会議室を探して借りた。
そのため、毎回、教室の場所が変わる。
一度来た生徒は、ずっと定着してくれた。
自分の講座を必要としてくれる人がいると、確信できたそうだ。
半年間、不安になる時もあり、辛かったが、自分が間違っていなかったことが、確信できた瞬間だ。。。
毎回、講座の後、喫茶店に行き、生徒といろいろ話して、自分の講座を改善したり、生徒の募集の方法を考えた。
生徒が来てくれてから、精神的にずいぶんラクになったと言っていた。
一番、大きかったのは、いろいろ聞けること。
講座の感想、募集の方法の悪いところ。
生徒は3人だけだったが、楽しかったそうだ。
3か月後、また、2人、入ってきてくれた。
5人になった。
だいぶ、講座らしくなってきた。
しかし、5人では、利益は出ない。
自分が正しいと確信しても、生徒が増えないと、困る。
お金もどんどんなくなっていく。
きゅうりとそうめんを毎日食べていても、お金は確実に減っていく。
収入はほとんどない。
受講料は、貸し会議室の支払いで使ってしまう。
生徒が5人になっても、ギリギリの生活が続く。
一生懸命、ホームページを改善し、内容も充実させ、ブログも公開し、生徒を集めた。
次の年、18人集まった。
これで、やっと最低限の生活ができるようになった。
生徒が増えたことにより、いろんな生徒が集まり、IT企業に勤めている人も、通ってくれるようになった。
そのため、ホームページを手伝ってもらえるようになった。
SEO対策ができるようになり、Yahooで、検索のトップに表示できるようになった。
今では、本も出版し、雑誌で対談もしているし、
企業へ講師として、招かれてもいる。
生徒数も現在は、200人を超え、今まで受講した生徒は、1000人を超えたそうだ。
類似の講座は、ほとんどないので、競争相手がいないくて、良いそうだ。
今では、良い服を着て、高級マンションに住んでいる。
起業して、成功する人は、苦労をしている場合がほとんどだ。
普通の人の意志とは違う。
すべての人から、
理解されなくても、
生徒がこなくても、
自分の講座が世の中で必要とされていると信じる。
半年間、生徒が来なくても、教材を作り、待ち続ける。
きゅうりとそうめんだけで、ひたすら、がんばる。
「吉野家なんて、ぜいたくですよ。牛肉ですよ。そんな高いもの。」
と言っていた。
周囲の冷たい視線、冷たい言葉に耐える。
女性がこの中で、一番、耐えられないのが、
周囲の冷たい視線、冷たい言葉だと思う。
これは、非常に気にする人が多い。
女性で成功する人は、周囲の冷たい視線に耐えられる人、周囲の冷たい視線を気にしない人のどちらかだと思う。
そして、傷つけられる言葉を言われても、大丈夫な人だ。
ブログで非難されるコメントがあって傷つきました、と言う人は多いけど、起業すれば、もっと傷つけられる言葉を言われる場合が多い。
しかも、直接、言われる場合だってある。
起業に協力的な、家族や友達は、
いろんな面で協力してくれると思う。
ホームページを作るのを手伝ってくれたり、
ブログで紹介してくれたり、
相談にのってくれたり。
でも、本人が、他人の視線を気にしたり、他人の言葉で傷つくのだけは、どうしようもない。
起業した人が、強くなるしかない。
しかし、すべてをクリアして、起業が成功したときは、感動すると言っていた。
すべての辛かったことが、吹っ飛ぶと言っていた。
起業は、大変だけど、成功したときに得られるものは、金銭的にも、精神的にも大きいので、チャレンジしたい人は、するべきだと思う、と言っていた。。。
そうなのかもしれない。。。
このデジログへのコメント
信念が大切って事ですね
不安にも罵倒にも貧しさにも
勝ち抜くには信念しかないと私は思います…
すごいですね!自分を貫くのって難しいです。
つい人に言われると違う?って不安になる。がんばろ^^
> Diggyさん コメありがとうございます。信念は大切ですよね。貧しさと不安に耐えるのは、そうとうな精神力がいるみたいです。
> みやびさん コメありがとうございます。周囲の冷たい視線に耐えて、自分を奮い立たせるなんて、すごいですね。
> yuriaさん コメありがとうございます。最初の3人の人たちとは、今でも、連絡をとっているようです。
> ゆりあさん コメありがとうございます。成功する人は、ほんのひと握りですよね。
> モモさん コメありがとうございます。自分の考えを貫くのは、難しいですよね。不安を乗り越えるのが必要ですが、難しいです。
> まぃさん コメありがとうございます。3人の生徒には、感謝している、と言ってました。最初の生徒は、どんな講座か、わからないのにお金を払って申し込む、という勇気がすごい、と思います。
> pinoさん コメありがとうございます。心が強いですよね。不安になりながら、がんばるのは、偉いですよね。
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