- 名前
- 箱
- 性別
- ♂
- 年齢
- 71歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 特になし
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風のキス
2008年10月15日 23:33
成長した肉体にとまどいながらうれしかった、
幼さと押さえきれない衝動が混沌として、
不安をシニシズムの糖衣て覆ってた、
そんな頃、
際限ない仲間との会話が途切れて、、、
普段は無口なひとりがぽつりと、
男は一生にできる回数が決まってるんだ、
最後の時にはあそこの先から白い煙がポッとでるって、
皆笑った。
話したひとりは得意げだった。
馬鹿げた煙の思い付きがおかしかっただけではない。
そんなふうに最後の悦楽を終える男をさげすんだ、
その優越感が笑いを高まらせた。
きっと一年ほど前
そいつは、
影ほどの気配もなく
わたしの背後にいて
細く長い腕を
背中からまわしてからみついたんだろう。
そして秋のある日
肩ごしに顔をのばして
耳の下の首筋に
風のようなキスをした
気づいたときは遅かった。
いつが最後だったんだろう。
それすら思い出せない。
ほうけたように窓の外を見やるだけ。
煙の話を、
数十年前の話をふいに思い出した。
笑ッテミヨウカナ
無理だった。
それから
灰のなかに欲望の熾火だけが
残った。
ま、いっかぁ
少し早いのかもしれないけど、しゃぁないな!









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