星っ！

今日は、託児所でボランティア。

キッズクラスのインストラクターになりたいから

２年は勉強にくることになってます。




今も・・・託児所です。




こんな遅く　暗くなったのに


手をひかれ、やってきた３歳の子供。



ママに頭をなでられながら

お布団にもぐって

とっくに夢を見ている時間なのに。



眠い目をこすりながら

ママの手を

慣れたように



ぱっ　　



と離した。



「バイバイ、ママ・・・」



ベッドに寝かされても

ずっと、外をみながら


ひとり

ウルトラマンの人形を並べてる。

それは・・・

君の　おともだち　？



眠れないんだね。

眠れるわけないね。


独りぼっちで眠る悲しさを

大人の私も、知っているよ。



ぎゅっと抱きしめてみて

頭をそっと撫でて

小さなてのひらに

人差し指を押し当ててみる。



ぎゅっ



にぎった拳は

とても小さく

とても柔らかく

とても　あたたかい。



窓の外

手を伸ばしてみて。



なんだか届きそうだね

お星さま。


って、一緒に笑って。



本当に届きそうだったから

つかんでみようと思った。

プレゼントしてあげたかった。



でも、届かなかったね。



だから



また今度にしようか。

なんて。



お星さまはとれないんだよ


って、教えてもらった。




ううん。

届くよ。


って、心でお返事。



そっか。

小さくわらって、言葉でお返事。




おやすみなさい。


きっと、夢の中では


すべてが叶うよ


でも

君の夢の中には

きっと　星なんて、１つもないんだろうな。


だって

ママ　の事で

いっぱいだと思うから。



今、届かない　　

あの星は

ママのぬくもり

なのかもしれないね。


近くに感じるのに

キラキラして見えるのに

遠いね。

届かないね。




君が目をさましたころ

ママは隣りにいるよ。




そしたら

さっき一緒に

星をつかもうとしたときのように


思い切り手を伸ばして

つかんでみてね

ママの手を　

腕を。

心を。



ここに来たときのように

ぱっ　

と離したらダメだよ。



君は、そんなに良い子じゃない。



いやだ


って、泣けばいいよ。



ママが

君と離れてしまう理由


それはね


ママの自由のためだから。



お酒を飲みにいくため。

遊ぶため。



ねぇ、ママ。

一人で眠る寂しさ

知らないのかな？


それとも

忘れてしまったのかな？




星をつかもうとした

あの小さな手


そんな

そばにある大事なもの

見えなくなってしまったのかな？



でもね

どうやら君は　

独りぼっちじゃないみたい。


どんな夢をみているの？

ときどき笑顔を見せてくれる。



独りぼっちじゃ

笑えないもんね。




あいしてるよ



生まれて初めて

出会って数時間の男の子に

告白をしました。


おやすみ。