自転車泥棒３　（長）可愛い小柄な婦警さん♪

行って来ました、任意出頭。



今日もお休み。電話が掛かって来るやろなぁ。
そう思って、心の準備はバッチリｗｗ










ﾄｩﾙﾙﾙﾙｯ　ﾄｩﾙﾙﾙﾙｯ　ﾄｩﾙﾙﾙﾙｯ　

ｶﾞﾁｬｯ





　ﾊｧ･･･ﾊｲ、ﾌﾞﾘｯﾂ…です。（ネボケ風にｗｗ


「○○署、伊藤!!です。
　ブリッツさん、今日、出頭できる？！
　どうなん？
　こっちも忙しいから、出て来れるの？来れへんの？
　どっち？」




　ﾊｧｰｯ、おはようございます。伊藤さん(ρｗ-).｡o○
　忙しくて大変やったら、また…


「あのさ、オタク、泥棒は犯罪って解ってるん？罪だよ。罪!!
　一般市民の義務として、そういった犯罪に手を染めててはアカンわけやろ？
　オタクが盗んでないって言うんやったら、犯罪を解決するのに来なければアカンねんで。」



　あぁー、そうなんっすか。
　じゃ、まぁ、後で行きますわー


「後って、何時？何時頃来れるん？
　えっと、11時でいいかな？かめへん？
　じゃ、まぁ、11時って事で。
　なっ、頼むでぇ」


ｶﾞﾁｬ!!








　( ﾟДﾟ)ｱﾗｲﾔﾀﾞ!!　勝手に切られてしもたｗｗ

　まぁ、今日は休みやし、行って来るかのぉｗｗ












市内の本署。○○市警察署に向かった。
受付から見ると、雑談をしながらニコやかに働いているお巡りさんや、婦警さんがいる。


警察官って、好きじゃない。


どうも、他人の粗探しでもしているみたいな眼つき。
親戚に警部がおるけど、ハッキリ言って、好きじゃない。
嫌いとまでは行かないけど･･･まぁ、親戚やしねｗｗ





受付の窓口から･･･


こんちわ！！11時に伊藤警部補と約束しているﾌﾞﾘｯﾂですが･･･


「こんにちわ、何の係りか判りますか？あぁ自転車の事、ちょっとお待ちください。」





　　　　　　どこぞへ、内線を掛けてくれたらしく、

　　　　　　しばらくすると、伊藤さんが来た。






「あぁ、どもども、ﾌﾞﾘｯﾂさん、こちらへ」

　ﾊｲﾊｲ･･･（何気に、ニコやかな笑顔って、( ﾟДﾟ)?





　　　　　　３階にある会議室の片隅に案内された。






　途中から、書類を持った婦警さんも一人、加わって、
　警察官と婦警さんに俺が対面する形で席についた。










「えっと、ﾌﾞﾘｯﾂさん。先日の自転車の事を確認するけど、あれは奥さんが購入して、防犯登録もしたって言ってましたね？そのあと、サドルを黒から茶色に変更してるでしょ？」


　んにゃ。買った時のままだから、変更してませんよ。




「ﾊｧ？最初からあのサドルじゃないでしょ？それにカゴも黒からシルバーに変更してるんちゃうの？」

　いいえー、それも買ったまま。どこもいじってないし。





「あのね、嘘を言っても、アカンよ。多少、変えたからって、ちゃんと盗難届けには、サドルは黒でカゴも黒ってなっているんだから。変更したからバレないとでも思っているの？」


　だから、改造もなんもしてないし、それって、ウチの嫁さんがかったままやし、そっちの盗難届けの方がまちがってるんちゃうの？




「届けのほうは、この間、確認したやん。覚えてないの？」

　覚えてるも何も、電話で確認してたところしか、知らないし、俺が確認した訳じゃないやんｗｗ







「おたくさ、本当は、どこかに落ちていた自転車に乗ったんじゃないの？もしかして、ちょっと借りるくらいならいいかって思って。よくいるんだよね、後で落ちていた所においておくつもりだった、ちょっと借りただけって人。でもね、あの自転車は盗難車で、それを借りるって事は出来ないし、落ちていた物は速やかに警察に届けなければならないんやで。」


　何度も言うけど、拾ってもいないし、借りてもいない。嫁さんの物ですから。






「あんたもわからん人やなぁ、正直に言ったら、注意で済ませてやるって言ってるやろ？　軽微な犯罪で初犯は注意で済ませる事ができんねん。人があんたのためを思って言ってやってるっちゅうに。あんた、犯罪者として逮捕されてもいいの？逮捕されたら、拘留されて仕事にも行けへんのやで。刑が確定したら、刑務所でお勤めしなきゃならないんやで。解って言ってないやろ？！！」

　わからん人？どっちが？
　罪を犯してない以上、なんも言う事はないし。
　拘束されることもない。
　今日来たのは、盗難車って言うけど、嫁さんのチャリやし。






　　　　　　　　　同じ話の繰り返し。
　　どうしても、オレを犯罪者にしたいみたいｗｗ
　　してもいない窃盗を認めさせて、
　　注意にしておいてやるってｗｗ
　　警察官にもノルマがあるしのぉ。それでか？

　　でも警察官が罪の重さを決められる事はないんちゃうの？
　　それは裁判官の仕事やと思うんやけどｗｗ

　　実際問題、自分の嫁さんの買ったチャリやし、
　　防犯登録もしてある。

　　それゆえ、再度、防犯登録を確認して欲しいと
　　言っても、先日確かめたとしか言わない。

　　堂々巡り。

　　でもまぁ、今日はお休みやしｗｗ




伊藤ちゃんの、話しは続いた。
世間話。

世間話の後は、くだらない笑い話し。
この頃の天気の話から、趣味の話し、職場の話し･･･

まぁ、そういった話の後は、思った通り、また窃盗の話し。

きっと犯人逮捕に向けて、どういった話の展開にするか、勉強しているんやろなぁ～ｗｗ



でも、そう言った対人関係にたいする勉強は、仕事上、オレの方がしているやろなｗｗ
それゆえ、何のための会話の展開か、わかりすぎるｗｗｗ

柔と剛、笑い話から真剣な話し･･･








　　　　もう、既に　一時間以上、ダラダラと話して、
　　　　喉も渇いたし、ハラ減ってきたｗｗ







「で、ホントのところ、どうなん？」

えっ？何が？



「ん？自転車のことやん」

　あぁ、自転車ね。嫁さんのだって。
　盗ってもいないし、借りいないって。
　だからこうやって任意出頭にも応じてるやん？
　ちゃうの？









　　　　　　　　　『　ｴｪ加減に　せんかぃ!!　』

　　　　　　　　　　　　　　バーン！！
　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　ガッシャーン！！




　Σ(○　Д ○；)ﾊﾂ!!





今までおとなしーくしていた婦警さん。
突然、目の前の机を横に投げ飛ばしたー！！





『ｺﾗｧ、ﾜﾚｯ、こっちが静かに聞いてりゃヘラヘラしやがって。
　世の中、そんなに甘いﾜｹないやろぉーーー！！
　自分のした事を嘘で塗り固めて生きていけると思ってんのか

　　　　　　　　　　　　　　　　　(ﾟДﾟ#)ｺﾞﾙｧ!!』














工エｴェｪ（´д｀）ｪェｴエ工工


　自転車泥棒ケッテイ？？？







　　　　　　　　　　　　　　(((( ;ﾟдﾟ)))ｱﾜﾜﾜﾜ
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　可愛い顔して
　　　　　　　　　　　　　　眉間にしわ寄せても･･･ww




　　　　　　　　　　　　　　　　







　　　　　




「まぁまぁ･･･、石井婦警さん、カレも反省しているみたいやし･･･」


えっ？反省？





「なっ、オタク、正直に話して欲しいねん。婦警さんもそう言った気持ちやから…なっ？」


・・・ﾊｧ？･･･








「ホンマ、注意だけにしとくから･･･なっ、ほんまは借りたんやろ？」



　( ﾟДﾟ)ﾊｧ?













　(`皿´)ｳｾﾞｰ

何度も同じ話しをしても一緒やで。
怒ってみたりしても。
こっちがいい加減にして欲しいわ。
盗んでもいないモノを盗んだ事にしろってか？
それが市民を守る警察官の仕事なん？
何のための警察や？




　オレは席を立った。


また、任意出頭には応じるけど、
そういった暴力的な力を見せてみたからって、
盗んでもいないモノを盗んだとか借りたとか、
一切、応じひんから。

また、自転車は返してもらいに来るから。
いつでも連絡していいから。


　じゃーねー、ばいばーい

|Д´)ﾉ 》 ｼﾞｬ､ﾏﾀ

|彡ｻｯ!!






























ε=ε=ε=ε=ε=(｡･ω･)ﾉ　　ﾄｲﾚﾄｲﾚｰｗｗ

　　　ﾊﾗもへったじょ～ｗｗ
































ｱｯ、自転車返してもらうの忘れたｗｗ
ってか、返してくれんのかな？

この話し、まだまだ続きそうｗｗ