昔少しもてた頃

男でも女でももてるとか人気を集めてしまうのは、そのグループの中で相対的に可愛いとかハンサムだということで実際にはたいしたこと無いのだが、もててしまうことがある。
中学生の頃だった
「俺のほうが運動神経抜群なのに、なんでお前ばっかりもてるんだ」
「独り占めしないで俺にもまわせよ」
「あーぁ、やっぱり俺顔悪いのかなぁ」

独り占めしたわけでも、女の子と付き合っていたわけでもない、その男が誘いかけた女の子にあっさり振られ（じゃ誰だったらいいんだよ）の問いかけに僕の名前がでたらしい。断る口実に言っただけに過ぎない。

「あんな綺麗な子何処で見つけたんですか？」
「いいな、お前は女から誘ってくるからな」
そのころ付き合っていた女の子はモデルのようなスタイルの可愛い子だった。

高校時代からの友達はいいやつだった、少し背が低くハンサムではなかった。平常時（しか知らないが）で２０ｃｍ近くある巨根で包茎だった。酒とＪａｚｚが好きでいつも飲んでいた。
女にはもてずいつも羨ましがられた。

「さすがだよ、お前ぐらいになるとどんないい女も簡単だ」