俺的おすすめ映画２～オーロラの彼方へ～

オーロラの彼方へ


ＦＲＥＱＵＥＮＣＹ




　　　

太陽の活動が活発化した影響で、
ニューヨークに数十年ぶりのオーロラが出現した。
その夜、警官のジョンはふとしたきっかけで
古い無線機でひとりの男と交信する。
なんとそれは、30年前に死んだ父親のフランク
（デニス・クエイド）だった。
消防士だったジョンの父は、
人命救助のために危険に飛び込み、
30年前の明日、そこで殉職してしまったのだ。
無線機の向こう側にいる父は、
そんな自分の運命を知らない。
ジョンは何とか父を助けようとするのだが、
父は話している相手が３０年後の息子だと信用せず、
悪ふざけだと思って相手にしない。
そしていよいよ、運命の日がやってくる・・・・



監督は「グレゴリー・ホブリット」。
『真実の行方』、『悪魔を憐れむ歌』に続く３作目。

本作はオーロラと無線機から始まる、
一風変わったタイムトラベルのような話。
アイデアは最高なのだが、ちょっと無理があるかも。
しかし、よくまとまっているので感心してしまう。

タイムトラベルものに論理的整合性を持たせることは
不可能だというハンディキャップの下で、
しっかりとした脚本に仕上がっている。

サスペンスの要素もあるのでかなり夢中になって見れた。
個人的には父と息子の交流を温かく描いた前半が好き。

後半部からは、かなり展開が変わってくるけど、
それでも楽しめる。

絶対にこうなるはずと予想がつくラストも含め、
気持ちよく見られる作品。




監督：グレゴリー・ホブリット
脚本：トビー・エメリッヒ
出演：デニス・クエイド/ジム・カヴィーゼル/
エリザベス・ミッチェル/ンドレ・ブラウワー/
ノア・エメリッヒ


２０００/アメリカ