知らない言葉を覚える度に　僕らは大人に近くなる

「おはようございます」「お帰りなさい」「熱いお茶か珈琲ならすぐ入りますよ」
　気をつけて発していたのはそんな言葉。声は不機嫌に聞こえないように地声よりワントーン高く。

　もともと、教壇に立っていたから、地声で「大きく腹式呼吸」みたいな喋り方が癖になっていた。

そして勝ち得た（？）
「事務さんの声きくとほっとするね」
「大人しいよね」
の評価（情報撹乱成功！）



だったはずなのに･･･

最近の仕事の忙しさ！仕事が進まない上に用事を言いつけられて･･･車を発進させたのをドライバーにみつかった。
「今、駐車場からチョロQみたいに突進していったの誰？」
･･･みつかっちゃった。

上がってくる伝票がめちゃくちゃ･･･処理が出来ない。この時点で既に残業２時間。残っているのは丸一日分の伝票。
「ふざけろよ。まともな伝票よこせよ」
思わず呟いたところで、所長と目が合う。
「女の子なんだから、おしとやかにね。落ち着いてクールダウン」
諌められた。

タイトルとは何の関係もない日記。

大人の女への道のりは遠く･･･