オーディションを更にもう一度。とことん！

実は、自分の審査の少し前。２０代半ばくらいのパッとしない男の子。演技もメチャクチャ。おじいちゃんの講評。無理しなくていいよ。諦めた方がいいって。苦笑しながら、冷たく。ゾッとした。ヤバイって。
でも、自分。よろしくね。って、これって… いやいや。とにかくもう一度。最後の一度のオーディションも必ず受ける！ファイト沸々。おじいちゃんの言葉のおかげ。でも、舞い上がらない。最後までやり抜く。
ちょうど、その頃はスクールのレッスンも一年の修業期間の最後。発表会と言うのをやるんだけど。それは、講師の先生オリジナルの台本で、同じクラスの生徒全員参加。スクール内部で、公開する芝居をする。
台本は先生が生徒一人一人の個性をみながらある程度以上の出番を全員に与えるように書いてくれる。自分は会社社長で資産家である主人公夫妻の娘婿役。気の強い妻に引きずり回されるようなキャラ。で、相手役は、ミュージカルにも誘った３７才の主婦。
なんだけど、同期生の人数が多過ぎて。クラスを二つに分けてたんだけど。合同でやるって。２０人以上。レッスンスタジオで、やる芝居としては余りにも多過ぎる。一人一人にしっかりとした役をつけるにも多過ぎる。それをまとめるにも多過ぎる。嫌な予感…