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負け犬の死

2007年12月26日 01:36

負け犬の死

本日の読売新聞に出てました。

フランダースの犬知ってますか?
実際アニメや本を読んだことはなくとも、日本人なら知ってそうなタイトルです。

お話は田舎画家にあこがれる少年ネロと愛犬パトラッシュのお話。

貧しいながらも、元気に生活するが、放火濡れ衣を着せられ、吹雪の中さまよい、最後にアントワープ大聖堂で一度は見たかった、ルーベンスキリストの絵を見て、パトラッシュと共にお亡くなりになる話。

そんな悲しいお話ですが、このお話に共感するのは日本人だけらしいです。
欧米ではただの負け犬の死として扱われているご様子。(そりゃないッス!)

今回、アントワープ大聖堂のあるベルギー人の映画監督が「なぜ日本人だけ共感するのか?フランダースの犬」の検証ドキュメンタリー映画を3年の歳月をかけて制作したらしい。

発端は、たまたま聖堂に行った監督がルーベンスの絵の前で涙する日本人を見かけ、疑問に思ったらしい。

有名なお話なので映画化などもされてるけど、海外ではすべてハッピーエンドに脚本を変更してるとの事。

なんだかな~それだったらフランダースの犬でなくてもいい気がする。

監督いわく、「これは日本人の心の中にある滅びの美学。友情や信義のために、挫折や敗北する事に美徳を感じる日本人価値観ではないか」と。。。

おれも日本人なんでわかりませんが、やっぱりあるよね。
ある種「潔(いさぎよ)い事を美とする価値観

花にたとえるなら、一枚ずつ花びらが散るのではなく、花ごとぼろんと落ちる、椿の性質を美しいと表現したり。。

よくわかんないけど、なんとなくわかる感覚が海の向こうの人たちには理解不能なのかもしれません

このデジログへのコメント

  • じゅん 2007年12月28日 01:14

    >berryさん
    逆に3年かけて、何検証したのか興味そそる

  • じゅん 2007年12月28日 01:15

    >るんさん
    やっぱり島国の日本人の感覚はちょっと違うんですかねー?

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