食べ放題

　昨日の夕飯が焼肉でした。
そして、子供達が食べる食べる。
私が、ビールを飲みながら、ゆっくりと焼いていると、
横から、さ～っと、もって行く！

あれ～？って思いながらも、新しい肉をもっぱら焼き係。

大皿で注文したお肉がドンドンなくなり、ドンドン注文して、ドンドン金額が行ってしまう。

その時、実感した。
家は、質より料だな。な！って妻に言う。
今度、食べ放題に言ってみよう。
お前ら、いくらでも食べていいんだよ。って。(どこ行っても家の子供は食べ放題だけど。俺の財布が、かなわない）
ふ～～～んだって。

と、思い出した。私が大学のラグビー部の新入部員で、先輩に連れられて、焼肉食べ放題に行った。

　席に着くなり、「いいか～。ここは食べ残しは絶対にいかんぞ！！」
　　　　　　　　「おっス！！」　と、返す。

　　　　　　　　「よっし、いってみょう！」
　と、言うなり陳列カウンターの大皿に出向いた先輩。大皿そのまま、もって来るではないですか・・・

　　　　　　　　「せ、先輩！！。それは・・・。まずいっすよ？」
　と、言い終わらないうちに、女性の店員が
　　　　　　　　「わ、すごい！！。今年の新入部員さん。」
　私の顔を見て
　　　　　　　　　「がんばって！」

　私は、ぽか～～～～～ん？「はい・・・・」


　先輩は、違うお肉を小皿で好きなように焼く。私は、山盛りの大皿をドンドン焼かれるままにただひたすら、食べるだけ。それも、脂身のない、ロースオンリーです。

　
　三分の一に、到達したとき、
　　「そうそう、ここ９０分だから」
うっそ、後、４５分じゃない・・・・
　　「無理っすよ・・・・」
　　「そうか～？じゃあ、また、明日にする？」
え・・・・？
　　　「おっす！　がんばります！！！」

根性を出した私は、しばらく動くことも出来ず・・。
しばらくは、肉はいいや～って、思っていた。

　考えが、甘かったのです。この日から先輩が順番に私を焼肉地獄に誘ってくれちゃって・・・。
　永遠、夏合宿までこの地獄は続く。でも、自分では解らなかったが、体が見違えるほどに、筋肉質に変化していった。