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Vacanze a Hakone~強羅花壇~
2007年11月04日 05:26
箱根登山鉄道
開通は今から約80年以上前1919年
「小田原」と「強羅」の間の標高差527mを53分かけてトコトコ登る山岳鉄道
箱根には 幼い頃から年に一回は家族で旅行してました
だからか 登山鉄道に乗るととても穏やかで懐かしい気持ちになるんですワ
今でも変わらない自然が残ってて 相変わらず変わった看板があって。。。
「イノシシ出没注意」とか「この下にマムシの住家有り」とか。。。
看板見る度 心のどこかでイノシシやマムシに会えないかと期待しているんだけれど 一度も会えません
急勾配の傾斜を登る為 三箇所で進行方向を変えながらジグザグに登るスイッチバックを行うんですが 前後が入れ替わるため 運転手と車掌が小走りにホームを走って交替する風景は登山電車ならではのもの
梅雨時から初夏にかけては 職員が丹精込めて育てた紫陽花が沿線上に美しく咲き乱れ 見る者の心を優しくしてくれるんです!!
前置き長くなりましたが 先週の秋晴れの平日 箱根に行ってきました
誰と行ったかって?
一人でですワ。。。
大抵一人で旅行っていうとイタリア行くんですが 今はそんなにお休みできないんで 初めての一人国内旅行にいたしました
意外にも国内一人旅は初めて!!!
登山電車の終着駅 強羅にある「強羅花壇」に泊まって参りました
http://static.flickr.com/2051/1814377051_dabb071ecb_o.jpg
今回 箱根一人旅すると決めた際に 泊まるんなら 露天風呂付き客室で 静かで 美しくて 美味しい料理が部屋出しの宿じゃなきゃイヤと思っておりまして みつけたのが「強羅花壇」でした
HP見て一目惚れ☆☆
行ってから知ったんですけれど 昭和5年に建てられた閑院宮載仁親王(今の天皇家の祖)の別邸を増築したのが「強羅花壇」だそうです
http://static.flickr.com/2121/1814495871_502cf3e447_o.jpg
写真の奥に見える洋館が 陸軍技師柳井平八設計の旧閑院宮載仁親王別邸 今は「懐石花壇」というレストランになっています
「強羅花壇」は「懐石花壇」に隣接する形で平成元年に竹山聖氏プロデュースの下建てられました
「強羅駅」から「彫刻の森駅」方向に戻って3分 最初の踏み切りが「強羅花壇」「懐石花壇」敷地の入り口です
踏み切りが入り口って世界でも珍しいんじゃないでしょうかね
ぇ
建物は崖に沿って建てられていて 箱根の美しい自然が生い茂っているので外観は殆ど見えません
これも後から知ったんですけれど 外から見られる建築ではなく 内部空間の演出で勝負する建築なんだそうです
電話で予約した際
「強羅駅にお着きになりましてお電話頂ければお迎えに上がります」
と言われましたが 自然に囲まれてて敷地の全体像よく見えなかったけれど周りを見渡しながら来れたので迎えに来て頂かなくて良かったです
敷地内に入ると甚平??みたいな和装に下駄姿のボーイさんが迎えて下さいました
ボーイさん皆オーディションで選ばれたんじゃないかって位イケメン揃い。。。(笑)
↑の画像の石畳のアプローチを荷物を持って誘導してくれました
玄関をくぐるとなんだか大勢の方々が迎えて下さり ふわっと香るお香の匂いが気持ちを和ませてくれました
そしてロビー正面には箱根の山々が。。。↓
http://static.flickr.com/2316/1815345808_c428a084a6_o.jpg
ここに座らせてくれる 間もなくして担当の仲居さんが館内を案内して下さいました
ちなみに最上階がロビーで下階に客室あります
客室エレベーターに向う途中目の前に現れたのは 竹山聖氏が設計した通路
http://static.flickr.com/2163/1814405655_f53abbae0b_o.jpg
http://static.flickr.com/2054/1814394307_01283a0bfe_o.jpg
この先は宿泊者以外立ち入り禁止で 大浴場 サロン 外国の書籍まである図書室 テラスなどがあります
これもまた後から知ったんですが 「強羅花壇」のこの空間は世界中の雑誌に紹介されているんだそうです。。。
ただ一目惚れで選んで なんにも知らずに来たアタクシって一体。。。
どうりで外国の方をちょくちょくお見かけするはずですネ
お部屋に行く間にもお香の香りに お花がさりげなくいろんな処に生けてあって 視覚と嗅覚を潤わせてくれました
アタクシが予約したお部屋は最下階にあるスイートタイプの『露天石風呂付貴賓室「梅」』です
http://static.flickr.com/2195/1815269102_cd8734d2d8_o.jpg
↑露天石風呂とお庭
http://static.flickr.com/2326/1814437383_9e0747ab2a_o.jpg
↑和室12畳と寝室10畳(畳ベッド羽毛布団でふっかふか!!) 奥に見えるのが露天石風呂とお庭
画像ではわからないんだけれど露天石風呂の側にはスチームサウナ付シャワーブースもありました
http://static.flickr.com/2400/1814444949_d265f86800_o.jpg
↑洗面台は2つ!!(一人で来たから2ついらないんだけれどネ)アメニティグッズがRMK
テレビは和室と寝室にありDVDデッキ完備でした
CDやDVDも貸し出しして下さるとの事でしたので(DVD70本近くありました)アタクシ遠慮なく借りて就寝前に観ました
ちなみに借りたの「ユージュアル・サスペクツ」です
実は 初めて観たんですがこれはヤバかった!!
帰り道にDVD買ってしまいましたからね^^;
「セブン」も「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」も「ユージュアル・サスペクツ」もそうなんだけれど ケビン・スペイシーが“フッと消える”事によって とてつもない意味が待ち構えている辺り ケビン・スペイシーって凄いよね
ハナシが脱線しました。。。
お手洗いにもさりげなく匂い袋があったり 玄関と和室にお花が飾ってあり 窓を開けると木々のざわめきと鳥の鳴き声 源泉100%の温泉が流れる水音
清潔な檜の桶と椅子に 日向の香りがした使い放題のタオルに外出用と就寝用に分けられた浴衣
室内の設備と備品は 美しさと清潔さと実用性全て完ぺきでした!!
仲居さんも無駄なおしゃべりは一切なく 節度をわきまえた対応はホント有り難かったです
てゆーのも アタクシいつもだったら一人旅 誰にでも話しかけてしまうんですけれど 今回 心もカラダも少々病んでいて 一人ゆっくり過ごしたくやって来たのでそれを察して下さったのがホントに嬉しかった!!
ここには極上のエステもあるって行く前きいていて 元気だったら絶対予約していたんだけれど 今回は断念いたしました
本格懐石が売り物らしい「強羅花壇」
お料理は少しずつ運ばれてきます
こういう 一品ずつ運ばれてくるお料理大好きなんですワ!!
だって温かいものは温かく 冷たいものは冷たい内に食べられるし 一品一品 目で 嗅覚で 舌で楽しめるからイイです!!
一応 御献立もありますし 写真も撮ったんですけれど 最後の方はアタクシの脳裏と舌にしか残っておりません。。。
アタクシ 大抵 いっぺんに出てくる旅館のお料理って全部食べきれないんですけれど ここのは完食いたしました!!
男性はどうなんでしょ??
アタクシには調度良かったです^^
味付けも 素材の香りと旨味がとても引き立っていてホント素晴らしかったです
デザートの洋ナシモンブラン最高でしたし!!
朝食も素晴らしかった!!
絞りたてのオレンジジュース
焼きたての御海苔をいつまでもパリパリの状態で頂ける様 台の下から灰で温めた状態で卓に出して下さるんです
そしてお茶碗も当然熱々の状態で白米を装って頂ける
「強羅花壇」は純和風旅館ではありません
「和」と「モダニズム」が合わさった ここにしかない特異な空間だと感じます(建築は無知なんで旨く書けません。。。)
そして そこにあるものは「静寂」と「美」と「癒し」とそして「最高の心配り」なんですよね!!
この細やかな心配りには感動いたしましたワ
お茶碗や御海苔のこともそうなんですけれど 大浴場の脱衣所に髪の毛一本落ちてない清潔さや(こまめに清掃してるんですよ) お部屋で使ったタオルも夕食の片付けの際さりげなく新しいものに代えて下さったり 達筆なウェルカムメッセージに就寝の前にもメッセージカード下さったり。。。チェックアウト後はベンツで駅まで送って下さいました(車で一分かからないんだけれど。。。)
宿泊された方はご存知かと思いますが 色んな場面で従業員の心配りが感じ取れます
これも宿泊時知ったんですが さすが「ルレ・エ・シャトー」の会員だけあるワ!(世界的権威を誇る会員組織。「おもてなし・魅力・個性・静寂・美食」の厳しい審査をクリアしたホテル・レストランのみが加盟できるフランスの組織。日本は6つの旅館が加盟しているそうです)
来年も是非来たいと思いました
ホントに「強羅花壇」はお勧め!!
愛するハニーを連れてきたら喜んでくれる事間違いなし♪
アタクシは。。。また一人で行きたいです
それか この静寂な空間をゆらりゆらりと過ごせる方となら。。。いいかも
だって大人の空間なんですもん
予約はHPorTELにて!
旅行会社の販売に全く頼ってないらしいです
唯一JTBがお願いして客室提供をしてもらっていますが 直接TELにて予約が良いと思います
部屋の雰囲気やら料理に関して聞けたり 要望を言えるので!
http://www.gorakadan.co.jp/
とてもステキなHPなので是非見てみて下さい♪
P.S.
「世界ふしぎ発見」観たら今度はオリエント急行に乗りたくなりました
あんな奇抜なカッコした人々に会えるなんて楽しそうだわぁ♪♪
このデジログへのコメント
今回のログもBBさんらしいですね。目の付け所が違うけど、宿の素晴らしさが充分伝わってきます。
箱根はまだ行ったことがないけど行きたくなりました!彫刻の森美術館にはとりあえずは行きたい…!
いいですね~一人旅♪こんな場所で原稿書いてみたい~夢です!夢でなくて現実にするためにも、ファイト~☆
うーん、贅沢だ…と思ってしまう私はやっぱり貧乏性。
オリエント急行はクリスティの小説の頃が全盛?
写真を見てたら江戸川乱歩作品を思い出した。
トカゲの痣がある夫人とか居なかったか?
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