きょうのちちんぷいぷいで

亀田親子のことで、「ちちんぷいぷい」と言う番組が、今日、番組中にすごい意見を言い合いました。
それは・・・

「われわれの局で放送しておいた上で省みる。

【亀田親子を、全国メディアでの、
　作られた大阪的ヒールのシンボルとして作り上げ、
　持ち上げ、親子の絆まで演出して特番を組み
　尚且つ、負ければ、通常の反則が目立つ試合とは比ではない処遇、バッシングをする】

彼等を貶め、もてあそび、見世物にしたのは、他でもないテレビだ」

・・・と。

すごいことです、これは。
営利目的を第一として、流れに乗れるだけ乗っては、時の人を鞍替えして食い物にしてきたテレビです。
こんな発言をすること自体、番組崩壊と言うか、総員クビの危機の筈です。
でも、そういうコーナーと言うか、「一般からメールを募集して、話し合う」場を作り、時間枠の中で、専門家の教授を含め【自局（MBS・TBS系列）バッシング】を大々的に放送しました。

すばらしいの一言でした。
自分も、このコーナーにメールを打った一人です。
自分の文章は以下の通り。

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確かに、坂東さんの仰るように、メディアに「ヒール」というか「不良系大阪スタイル」のようなものを作られ、その上で人気を得たのが良くなかったと思います。
引き返せなくなったのと、人前で競技だけでなく、パフォーマンスで暴れる快感に酔ってしまった部分も大きかったのではないでしょうか？

なにより、亀田家の試合は、『異様な人気と口コミから、日頃ボクシングを見ない人が見ている』こともあり、「試合の前の口上の対戦やその印象」を、あまりに「その選手の人格」に結び付け過ぎな気がします。
試合に臨む姿勢として、また試合のスタイルとして、亀田家の様な姿勢は度々ありました。そこを、「ああいう荒くれ者は好かん」と言うように、パフォーマンス自体をその子の人格とするのは、やりすぎだと思います。
18歳の子が、ボクシングをアレだけ（方向性は偏っていたにせよ）盛り上げたのに、その後の子供に対する大人の対応が、あまりにも拙いと感じてしまいます。

もっと大人の目で、試合を理解して見れれば良いと思います。
その上で「せめて試合の後は、素直に負けを認めるべきだったのではないですか」と、彼に注意する姿勢をとってみてはいかがでしょうか。
ボクシングの試合後のハグや握手ほど、感動する瞬間は無いのですから。

兵庫県川西市　22歳　大学生　男

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この、ちちんぷいぷいという番組は、テロ特措法や選挙戦をはじめとした政治関連をはじめ、殺人事件・詐欺事件におよぶまで、常に多角的に検証する姿勢でも相当評価を得ています。
今回の参議院線では、民主に「社保庁の年金問題は、発端も悪化させたのも、実は民主の自治労を始めとする民主勢の影響が大きい。その中で、今国会が与党自民と言うだけで、自党の責任を棚上げにした発言が多すぎて目に余る。運営してるのは党ではない。任命されて色についている、現地の議員だ」と、話の本質を叩き切っていました。
同時に、与党の不正についても、根掘り葉掘り見つけてきては陳列すると言う、公正な「両批判」「両賛否」。
自治労の存在自体を知らずに、メディアに乗せられたまま民主指示をしている人間が多い中、非常に貢献していたと思います。

キングコングと言う話があります。
人間は巨大なゴリラを「見世物」としてはやしたて、楽しむだけ楽しんだ後、いざ件名に逃げ出そうと暴れだすと「邪魔者」として排除してしまうのです。
亀田のことも、皆さんはどう思いますか？？
他のボクシングの試合をよく見ますか？？
反則はドノ程度あると思いますか？？
このスポーツは、【明確な反則のライン】が見えますか？

個人的に、最後のラウンドで持ち上げたこと以外、大して他の試合以上に目に余る反則は無かったと思います。
サミングなんて、「よくあること」です。正直。
肘でもよくおでこが切れます。切れるものです。ボールを打つ競技ではなく、敵として認識し、必死で相手を殴り倒す『ボクシング』という拳闘競技ですから。
（自分も、全国大会でた時は、ポイントにならなくても相手の肩を散々殴っていためていきましたし、相手も、ポイントに関係ないけど散々腎臓を回し蹴りしてきました。）
それよりもアノ試合で見るべきなのは、「内藤選手の、ボクシング界では殆ど無いほど紳士的な対応」と、「世界王者に、公式試合十試合前後でかなり渡り合った18歳」という面だとおもうんです。

18歳です。しかも、一家の中でアレだけ限定された一日の時間割で稽古してきた人間です。
どれだけ「世間の持ち上げに素直か」。
また、どれだけ「世間のバッシングに弱いか」。
しかも、周りにはそれを抑える明確なサポート人がいません。世間のことは誰も教えないのです。
父親だけです。

東京に出るまでは、周りに敬語ばかりだった一家。
東京のテレビにもまれ、ヒールになり、大阪に帰ってきた彼等。

いまは、一刻も早い立ち直りと、残された兄弟の健闘を祈るばかりです。

それから、ちちんぷいぷい・・・あんた等は偉いよ！！！えらい！！！

PS：自分は、亀田家は好きですが、ファンとして贔屓するほどではありません。
　　　ただ、その上でも、今回のことでは、初めから終わりまで、応援の気持ちしかおきそうにありません。

※ぷいぷい公式ページ→　　http://www.mbs.jp/puipui/