アヤマチ01

家に帰りたくない・・・

さっきパパと喧嘩して、あたしは家を飛び出した。
そして、財布も携帯も持っていないことに気付いて溜め息をついた。

最悪。マキの家に泊めてもらおうかと思ってたけど連絡さえ取れない・・・


パッパパー！
変なワゴン車があたしの前に止まった。
「ゅぃちゃん！何してんの？」
窓が開き、顔を覗かせたのは小学校の頃よく遊んだユウヤだった。

「暇なら遊びに行こうぜ♪」

あたし、財布持ってないんだけど・・・
うつ向きながらそう告げた。

「そんなのいいよいいよ。早く乗って♪」
あたしは頷いて、ユウヤの助手席に乗った。
車内は煙草の香りと甘ったるいココナッツの香りがした。



疲れた・・・
あたしはユウヤに差し出されたコーラを飲むと、そう呟いて眠ってしまった。






・・・あははは
　　　　　　マジかよ～
　　　すげ～
これもいいんじゃね？

・・・んん～
ここどこ？
「あ！ゅぃちゃん起きた？」
ユウヤと知らない男が数人見えた。

ご、ごめん、あたし寝ちゃって・・・

「気にすること無いよ～
さぁ始めますか♪」
ユウヤの友達の一人が優しく微笑みかけた。
ゾクッ・・・
すごく嫌な予感がした。






続きは後で☆