家でしか出来ないことって何？

いつの間にか、在宅が浸透してきたと思ったら、原点回帰して
ハイブリッド勤務もオフィス出社に切り替える企業が増え始め
てきた。大賛成である。
コロナも終息してみれば、在宅でも通常と変わらないと叫ばれ
てきたが、一部の企業から本来のコミュニケーションが損なわ
れ、生産性に多大な影響を及ぼす意見が出始めてきたからだ。
リモート環境で仕事が回る仕事と、そうでない仕事がハッキリ
したからだ。
ここで前置きするが、育児や地方から都会へ遠距離通勤してい
る方のハイブリッド勤務には何ら反論はしません。
それによって生活基盤が安定するのも働き方の一つですから。
話を前に戻す。
簡単に言うとホワイト作業（事務処理）が最たるもので、DX
とかAIを使って、ノーコードツールと称して誰でも請求や見積
作成が簡単になって、日報なんかは、電話応対の音声ログをAI
がドキュメントとし、さらに日報（SFA）に反映するまでに。
でも、SDGsみたいなもので、コスパばかり求めると本当は何
が大切か見えてくる。CO2とか温暖化が環境に影響する論に、
疑問符が打たれ始めて来た。
ではなぜ、原点回帰が進む理由は、コミュニケーションがあま
りにも取りづらいのがある。対面での会話やチームとの連携が
全く減少したのが実態である。
出社することで、自然な会話が生まれ、職場の雰囲気も維持さ
れる。リモートだと孤立感に苛まれ、職場への帰属意識が薄れ
つつあると感じるのは、ワタシだけでは無いと思う。
ちょっとカッコ付けすぎたが、通勤時間も電車で本を読んだり
考え事するのに丁度良かったのでは。
それと、会社だと雑談しながらアイデアが浮かんだり、ランチ
して会社の同僚と過すのも悪くは、無かったハズである。
最後に、職場のスキル継承がどの企業もネックとなっている。
若い人にマニュアルさえ読めばと言われても、現場で先輩から
教わらないと実際のニュアンスはモニター越しでは伝わらない
し、理解も不能と思う。恐らく、この点を危惧して企業もリモ
ートが万能ではないと言い始めた根拠ではないだろうか。
ワタシ自身、あと三ヶ月でリタイヤするので会社には文句も無い。
いまさら必要とされているとも感じていないので、さっさと居な
くなって、新しい人が入って活性化するのが最善だと理解する。
来年の四月には学生に戻って勉学に励むつもりなので、家でし
っかり勉強出来るのが楽しみである。