- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 嫌がらせを受けていたのでコメント返しませんが それでもいいという方仲良くしてください...
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交錯する3つの想い~その3
2025年07月15日 07:47
また日が空いてしまいましたが
その2からの続きです
お互いの言い分が、何年前かという以外は一致している相手と私
イモゲン「何年前かは、私たちにとってはどうでもいいことなんだよ。
あんたは幼い時にルビーと私に出会って、幼い私たちは今のあんたに出会って、今の私たちはこうして話ができている。それじゃあダメかい?」
イチゴ「不思議なことがあるものだね、ってあなたたちと共有したいだけだよ。どうせ私にはこの不思議な出来事を説明しようとしても、できないと思う」
ルビー「私たちはね、あなたのおかげで女であることに誇りを持つことができたんだ。おかげで彼女も私も夢を叶えることができた」
イチゴ「学校の先生になったの?」
ルビー「もちろん!私はスクールの教師に、イモゲンはナーサリーの先生になった。あなたのおかげ」
イモゲン「そうだよ。私は長年、子どもたちがたくさんの楽しいことや大きな夢を持って生きていくことを応援したくて、勤めあげた。全部あんたが持たせてくれたんだ、希望という”生きる意味”を。それに比べたら、不思議な出来事なんてものは私たち3人の心にしまっておけばいい」
ルビー「そうね。私は今でも、当時のあなたから言われた言葉は衝撃だったと思う。でも、今のブリテンを見てわかるでしょ?あなたの言葉の通り、女があちこちで活躍してる。首相にもなったし、議会の議長だっていた。あの時代にあなたがやってきてくれたのは、女が希望をもって生きる世界を作るためだったかもしれない。決して大げさじゃないの。心からそう思ってる」
イチゴ「そう思ってもらえると、嬉しい。でもね、”魔女”はどういう意味なの?」
イモゲン「それはね、あの後に私たちは何度もお城に忍び込んだのさ。
いつかあんたに会えると思ってね」
ルビー「ちょっとイモゲン!彼女は領主さまの娘なんだよ?言葉遣いってもんがあるんじゃない?」
イモゲン「ああ、すまないね。え~と・・・」
イチゴ「イチゴよ」
イモゲン「そう、イチゴお嬢様(My lady Ichigo)がいつかお城にやってきて、”あなたたち、また忍び込んだの?”って言ってくれると思ってね」
ルビー「そうなの。私たち、お嬢様と会話した後に、それぞれ家で揉めたの。特に父と。”学校に16歳まで行きたい””ダメだ、来年で退学だ”ってね。それはもう、大きな争い」
イモゲン「ああ、私たちは村でも異質な扱いだった。女に学問なんていらない、女のくせに学校へ行きたいなんて、ナイチンゲールにでもなるつもりか!ってさ」
イチゴ「どうして周りがあなたたちにそんな言い方をするの?」
イモゲン「しょうがないさ。ここの村は稼ぎが良くない。領主さまがロンドンに行ってしまったのも、同じ理由さ。金さえあれば両親だって学校へ行かせてくれただろうよ。でも、そんな時代じゃなかった。女は家畜に餌をやり、水を運び、夜は弟を寝かしつける。それこそが女の務めだっていうのが当然だったんだ」
ルビー「そう!どこの家も同じ。でもね、私たちは成績が良かったの。
家畜のえさを運ぶなんて、計算が得意なのと関係ないでしょ?体力さえあって、ほかの人と意思疎通できれば誰だってできる。なら、それは私たちじゃないって思ってたの」
イモゲン「そんなときに出会ったのがお嬢様さ。私たちの常識を壊して、勇気を与えて、その時代に発売されてないキャンディーを食べさせてくれた。ルビーと何度もお嬢様の話をしたさ。”彼女は本当に存在していたのか??”ってね」
ルビー「そう。何度お城に行っても会えない、痕跡を探しても何も出てこない、じゃあ、彼女はもしかしたら魔女だったんじゃないのか?って
私たちは結論付けたの」
もう少し続きます




このウラログへのコメント
やっと続きが読めた。
まあ小さい子供がタイムトラベラーかも?って発想は出てこないでしょうし、魔女って結論は至極当然かも。
続きを楽しみにしています。
いいお話しですね!
続きよろしくお願いします!
My lady Ichigo…いいですね、マネしようかなw
彼女達にも子供を産んで孫達に囲まれて…という未来があったかもしれない
けれど、今も誇りに思ってくれてこちらまで嬉しくなります
おつかれマラです。
すごい体験!
そんな体験ができたのも、イチゴさんあってのことだったのでしょう!
凄く面白い!
続きが気になります
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