- 名前
- 晴
- 性別
- ♂
- 年齢
- 49歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 自由コメント: ただの変態おじさん。 普段スーツを着ないタイプ。 子どもや犬が居るの...
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そういえば、もう10年近くか……
2024年09月27日 16:50
20代の頃から、お互いにパートナーが居ないと、【感覚】を鈍らせたくなくて肌を重ねる相手が居る
「居た」の方が正確か?
最後に会ったのはコロナ禍に入る前だから、もう関係自体が過去の話かも知れない
お互い、年単位で忘れた頃にふと思い出し、連絡してみる
ほぼ毎回何年ぶりかの連絡なのに、変わらない砕けた軽い感触の会話
10数年前、子供を連れて離婚を決めた頃、久し振りに連絡をもらった
「実は結婚してたんよ」
「あ、おめでと てか「してた」?」
「うん、離婚すんの」
「マジか じゃ、いちお空いてるわけね」
「うん、タイミング良すぎw」
独身で子供も居なかった頃は、いつも夜から会って朝帰りが基本だった
でも、まだ子供が2歳なる前だったから、昼間に会うことにした
初めて昼間に会うことに、お互い「高校生かよ」って笑った
会ったのは4年振りだったろうか?
久し振りに私に会った彼女は、開口一番「太ったね~!」と
「でしょ~? てか、よく私だって判ったね」
「あ~、気配は晴まんまだったから」
「何よそれ」
そういえばそうだった、彼女はちょっとスピリチュアルなセンス入ってる人だった
真摯に、よく他人を見て、丁寧に観察して、自分の中で念入りに咀嚼して、でもうまく言語化しきれない部分をスピリチュアルな響きの単語でズバッと表現する
繊細さと思い切りの人だった
数年ぶりの逢瀬なのに、飾りっ気の全くない会話で盛り上がりながらホテルへ
そういうの、慣れた関係なのに、明るい時間からホテルに入るのは、何かお互い照れた
部屋に着いて、シャワー浴びるのに脱いだんだったか、私の太った裸を見た彼女がまた、「いや~、マジ太ったねぇ~ ポンポンパンパンw」とか言いながら人の腹をポンポン叩いた
「うっさいわw
子供がさ、抱っこされた時、ゴツゴツした男親にしか抱かれなかった記憶しか無かったら、ちょっと寂しいじゃん
ちょっと太っとけばさ、少しは母親に抱かれた時みたいに、ふわっとした感触も記憶に残るかな……って」
幸せ太りとか云われたけど、そんな理由で意識的に太ったのは本当のこと
母方が齢になると糖尿が出る血筋だったのは重々承知の上で、妊娠が判った時から意識的に太った
結局、離婚に至ってしまい、そうした【準備】が無駄にならなかったことは、幸なのか不幸なのか……
ちょっと寂しい貌をしていたのかも知れない
「ふ~ん…… 素敵なお腹じゃん?」
ポンポン叩いていた彼女の手が、ふと愛でる様にやさしく撫でる
腰に手を回して、お腹に頬を着けて、穏やかな微笑みを湛えて抱き着く彼女
(ふつうこういうのって、男女逆じゃないかなぁ……?)なんて思った気がする
だってほら、「腹で男を泣かせることが出来りゃ、立派な女だよ!」って某博士の有名な台詞もありますしね(判る人だけ解れ)
「あっ、動いた!」
「うん、動いたね、ぐるるるる……って」
お腹冷えたんだよ 彼女のボケで穏やかな空気、ぶち壊し
その後も二人でシャワーして、あれやこれやとソフトなSMに興じたけど、合間合間で今までよりベタベタしてくれて
「抱き心地好いねぇ~ ぬいぐるみみたい」なんて
いや、抱いてるの私じゃね? その台詞、男の台詞じゃね?
でも、このだらしない、別に褒められたいわけでもない、むしろ褒められなくて当然と思っているこの体型を、「素敵」だなんて云ってくれたのは、彼女だけだから
思い出を語るなら、それが一番、語りたい彼女の思い出
どうか今も、彼女が元気で、幸多き人でありますように……
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